映画と読書とタバコは止めないぞ!と思ってましたが……禁煙しました。

タクシー運転手が読んだ本、観た映画の記録。TB&コメント大歓迎♪(^−^)b

貫井徳郎 「乱反射」

2012-01-07 14:14:25 | bookレビュー
この間、仕事帰りに牛めしの松屋に入って、牛めしを食べ終わった時

おもわず…

「ごちそうさまでした」とバカ丁寧に言ってしまいました。

もう50すぎのオッサンなのに

恥ずかしい(* v v)。



で、今年最初の本のレビューは、暮から読みだし、やっと一昨日読み終わった本書

久々の貫井徳郎さんの著書です。

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13190

【本文抜粋】
かつてイギリスの有名なミステリー作家は、登場人物のほとんどが犯人という小説を書いた。
幼児の「不運な」死に似た事件を他に求めるなら、そのミステリー小説しか見当たらないだろう。
そう、一見不運な事故にしか見えない幼児の死は、実は殺人だった。


【あらすじ】
地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれる。
原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、誰にでも心当たりのある、小さな罪の連鎖だった。
決して法では裁けない
「殺人」に、残された家族は沈黙するしかないのか?
第63回日本推理作家協会賞受賞作。




読み出した当初、本文の冒頭に書かれている上↑の文章の意味や、あらすじが何なのか?

これはどう繋がって行くのか?

風が吹けば桶屋が儲かる的連鎖小説?

いやぁ〜な方向へ物語が転がって行きます。



これはフィクション

実際、現実的には子供の死の裏に、この様な因果関係は無いと思う

思うンだけど…

読んでるうちに、ひょっとしたら、ひょっとして

ただの事故と思われるものの中には、同様のケースがあるのかな?

と感じてしまうくらいリアリティがあります。



誰もが自分勝手な理由で犯す小さなモラル違反

飼い犬の糞を片付けない飼い主

病院の混雑を避ける為、ただの風邪なのに夜間診療に掛かる患者

医療ミスを恐れ患者を受け容れない病院

自己満足の為に自然保護運動をする人々

路上に車を放置し渋滞を引き起こす運転者

その何気ない積み重ねが、取り返しのつかない悲劇を

作中にもありますが、それぞれのモラル違反は、言い掛かりとも言えます。

言えますが…

それを実際、自身に突き付けられたら、どうしょうもない。

ラスト、主人公も気付きます。

自分も同じ様な事をしていた事に

一度くらい良いだろうと言い訳しながらやるモラル違反



貫井さんの作品は、こういった社会の歪みみたいなものを書かせると、変に説得力があります。

作品としては面白いです。

ですが…

怖い小説です。



私も気付かないうちに、誰かの迷惑をかけてないか…

ん〜〜〜どうなんだろう?

怖いなぁ〜(><)



人気ブログランキングへ
ジャンル:
小説
キーワード
風が吹けば桶屋が儲かる ミステリー小説 ミステリー作家
コメント (0) |  トラックバック (0) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« リック・べッソン... | トップ | デビット・フィン... »

コメント

コメントはありません。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。

あわせて読む