谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

空襲警報とアカソ

2017-08-30 18:25:08 | 日々のこと

昨日の早朝 空襲警報がしじまを貫く

終戦間際の夏休み、アカソの茎を集め乾燥して学校に持参するよう指示された。

兵隊さんの軍服を作る布になるという説明や、落下傘になるという噂も流れ、少国民は暑さも厭わず懸命に集めた。

松の根から松根油なる物を精製して飛行機を飛ばすとか 、山ブドウの青い実から取り出した酒石酸は潜水艦探知機の主要な部品に変わるはずだった。 薄の穂綿は袋に詰められて海軍の救命具に、しかし間もなく戦いは終わった。

72年が経ちビルマの密林の朽葉の下には日本兵の白骨が残っているという。

不戦を誓った国に 警戒警報が鳴り響く現実 

アカソの花

実りの秋 米は豊作だと農家の人がつぶやいた 米価に影響するかも?

鷺草の頭部が爆撃機(B-29)の胴体に似る

杞憂が真実になる日

 

 

 

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針箱 蚊帳の吊り金具 ビー玉

2017-08-28 20:58:50 | 日々のこと

 物置整理中に母親が使っていた古い針箱を見つけた。

パソコンのメモリーなど小物格納に使えると思い埃を払った。

引き出しの中に小さなビー玉一つと、真鍮製の丸いワッコ3個が入っていた。

 

 

 金属リングは「蚊帳の吊り手」といったと思う、鴨居や柱を利用して蚊帳を吊るときの用具である。

開放的な日本家屋に蚊帳は必需品であったし、蚊帳の中に雷は落ちないという言い伝えを信じて、雷が鳴り始めると蚊帳の中に逃げ込んで安堵したものだ。

アゲハの羽に破れが見える8月の終わり

 

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夕焼け雲に誘われて

2017-08-26 20:20:19 | 日々のこと

午後6時40分ごろ突然空が燃えた。

久しぶりの焼け具合

この葉隠れに

常念岳と槍ヶ岳 引き潮のように色あせてゆく

 

 

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旅立ちに備えて 小さなシルエット

2017-08-25 20:12:32 | 日々のこと

午後 ひとしきり通り雨が降って、空から冷気が降りてくる。

旅立ちが近い燕たちは訓練に明け暮れる。

しかし 私から見れば子燕は 電線に止まっている時間が長い

羽を震わせて親鳥に甘える

餌の受け渡し いつまでも親に頼っている場合じゃないよ

飛翔訓練 初めてプールに入る心境?

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濁世の朝

2017-08-24 20:52:18 | 日々のこと

 

鷺草

アサガオ

 

 

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