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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ハウス・オブ・D(GTFトーキョーシネマショー2006/試写会)

2006-08-12 23:10:26 | 映画(は行)
ロビン・ウィリアムズ、デヴィッド・ドゥカヴニー、アントン・イェルチン、ティア・レオーニ出演。デヴィッド・ドゥカヴニー監督作品。(GTF公式サイトより)

‘70年代のニューヨーク。シングルマザーに育てられた少年は、大切な出会いと別れを経験し、今、大人へと成長する。ドゥカヴニーが自伝ともいえる脚本を映画化。青春と友情を描いたノスタルディックな感動の物語。

今日、3本観て来ました。3本とも泣くはめになり(苦笑)、目が痛いです。明日絶対目が腫れてると思う…。疲れた。明日は2本です(^^;

デヴィッド・ドゥカヴニーといえば、「Xファイル」ですネ。私もTV放映時、毎週観てました。スーツの似合ういい俳優さんだなぁと当時から思ってました。彼が出演している映画を1本くらい観た事があるのですが、印象に残ってません(汗)。監督もやるというのをどこかで読んだような記憶があるのですが、長編の監督は初めてのようです。“自伝ともいえる脚本を映画化”という事で監督の自己満足映画になっていなきゃいいけど…と思って観たのですが、予想以上に良かったです。
子役のトミー役のアントン・イェルチンは、「アトランティスのこころ」など、すでにいろんな映画に出ているようで、とてもいい演技をしていました。彼とロビン・ウィリアムズの演技でこの映画、とてもいい物になっていたと思います。

パリに住んでいる挿し絵作家(だったと思う)のトミーは息子が13歳になった事から、別居中(?)の奥さんに自分が13歳の時にN.Yに住んでいた事などを話し始めます。
あともう少しで13歳になるトミーは、1年前に父親が癌で亡くなり、そのせいで母親は精神状態が悪くなり、鎮静剤を飲む毎日。トミーは母親が心配で、母親のベッドの下で寝るようになります。トミーの生活にはいつも精神状態が良くない母親の影があり、気を使っている様子に胸が痛みました。
学校の清掃員をしているパパス(ロビン・ウィリアムズ)は遅進者(と字幕ではなっていて、70年代にはそう言われていたのでしょうか。知的障害者の事だと思います)で、トミーは彼の配達の仕事を手伝い、一緒にお金を貯めて、緑色のかっこいい自転車を買うつもりでいました。そのお金の隠し場所が女囚人の刑務所の下。独房の中から鏡を使ってトミーの姿を観ていた囚人の通称レディーは、トミーの恋の相談相手になります。父親がいなくて、母親にも頼れない13歳の少年には、パパスとレディが心のよりどころのようでしたね。
トミーが恋をして、そのせいで、パパスが自転車を盗み、トミーが退学になり、母親は鎮静剤を多く飲み過ぎ…といろいろな事件が起きる様子、そしてトミーがN.Yから出て行くまでを描いていました。
特にトミーがどうしようもない状況に追い込まれ、レディに相談するものの突き放され、「走れ」と言われるシーンが良かったです。青春映画!という感じでした(笑)。
大人のトミーがフランス人の奥さんに話をし、N.Yへ行きなさいと言われ、レディに会ったり、パパスに会ったりするシーンまでは良かったのですが、奥さん息子がN.Yに来て、刑務所跡地に行ったりするラストは、ちょっと長過ぎましたね。全体の長さは96分と短かめなのですが、私は、ラストはサクっと終わるのが好きなので、ダラダラとされるあまり後味が良くないです。

私は思った以上に良い映画と思いましたが、ツッコミ所もあるような。お母さんの酸素マスク外しちゃったり、電気系統止めちゃったり…あれはいいのだろうか?彼は普通にN.Yを出てフランスへ行ったようですが…(笑)ちょっと気になりました。
トミーの母親役のティア・レオーニは、実生活でデヴィッド・ドゥカヴニーの奥さんだそうです。綺麗な人でした。

公開は2007年だそうです。まだまだ先ですね。



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