
瑞浪の化石博物館の横に、自由に入れる地下壕がある。
「化石の地下壕」という看板があり、地下壕の天井には無数の化石が埋っていることが書いてあるが、その説明の前に、この壕が、1944年から1945年にかけて三菱航空機の疎開地下工場として掘削され、その掘削を行ったのが強制連行された朝鮮人と中国人であり、その過酷な強制労働で数十人の死者が出たことも書いてあった。
戦争中の疎開地下工場は、全国にあるが、殆どは実際に地下工場として使われる以前に敗戦となり、そのまま放棄されて廃墟となっている洞窟が多い。
この付近には、30個近くの地下壕への入口が今でも残っていて、そのごく一部が「地球回廊」という施設に生まれ変わって公開されているが、強制連行の朝鮮人や中国人が多数犠牲になった地下壕だという説明は一切なかった。
このような地下工場用に掘られた地下壕は、愛岐丘陵のあちこちに存在する。
航空機の工場地帯だった名古屋から近くの愛岐丘陵の丘陵地に地下工場を作った空爆から航空機工場の生産を守ろうとしたのだろう。
疎開用の地下工場跡の地下壕は、隣りの可児市久々利近辺にも無数にある。
いずれも敗戦によって地下壕を掘っただけで放置され60年以上も埋められることもない。
同じように、石炭の代用品として、亜炭を採掘した亜炭坑が御嵩町に網の目のように地下に存在し、住宅が突然陥没する事故が頻繁に発生している。











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