豪速球で日米を股にかけて活躍した伊良部秀輝さん(42)が、自ら投じた球筋のように早すぎる生涯を閉じた。
1988年にドラフト1位でロッテに入団した伊良部さんはプロ1年目から1軍のマウンドを経験。150キロ台後半の速球を武器に、94年に15勝を挙げて最多勝を獲得するなど活躍。96年には米大リーグの名門ヤンキースに移籍した。
地元紙では入団交渉がまとまったのを受けて、早くも「ヤンキース伊良部」特集を組むほど期待。辛口で知られたスタインブレナー・オーナーも「和製ノーラン・ライアン」と速球を武器とした往年の名投手を形容に称賛したほどだ。
4年契約で報酬総額約15億円で、契約金はドラフト外の選手に対するものとしては当時の史上最高額だった。第二の人生を考えていきたいと思っています」とつづっていたという。
第二の人生ではついに“大輪”を咲かせずじまいで、その波乱に満ちた人生の幕を閉じてしまった。 【産経ニュース抜粋】
冷たいかもしれないが選択した人生 お悔やみ申し上げます
合 掌