【パリ=山口昌子】パリ中心部を流れるセーヌ川に突如、円山応挙の傑作「遊虎図」から抜け出してきた虎が登場し、セーヌの水を飲み始めた-。25日夜(日本時間26日未明)、セーヌ川岸でこんな“光の芸術”が繰り広げられた。
照明デザイナーの石井幹子さんが総合プロデュースした「ラ・セーヌ日本の光のメッセージ」。日仏交流150周年記念行事の一つだ。
セーヌ川の岸辺に日仏両国の国旗をはじめ、円山応挙の「遊虎図」など日本文化や芸術作品の映像を遊覧船から映し出すという画期的な試み。27日まで3夜にわたって行われる予定で、パリっ子も突然の日本文化の出現に拍手を送っていた。
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石井幹子
日本人によるセーヌの“光の芸術”
【産経ニュース】