政府は１０日夕、首相官邸で国家安全保障会議（ＮＳＣ）を開き、南スーダン国連平和維持活動（ＰＫＯ）に派遣している陸上自衛隊の施設部隊を５月末に撤収させる方針を決めた。安倍晋三首相はＮＳＣ終了後、撤収方針を記者団に明らかにした。
南スーダンへの自衛隊の派遣は１月で５年を迎えた。首相は、撤収を決めた理由について「施設部隊の派遣としては過去最長となる。首都ジュバと各地を結ぶ幹線道路の整備など南スーダンの国づくりに大きな貢献を果たしてきた。
南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える中、自衛隊が担当しているジュバの施設整備は一定の区切りをつけることができる」と説明した。
施設部隊を撤収させる方針はすでに南スーダンと国連に伝えているという。南スーダンＰＫＯ司令部への自衛隊員の派遣は継続する。
政府は、(1)派遣期間が施設部隊としては過去最長となる5年以上となり、活動実績も過去最大規模となった(2)ジュバの治安改善を任務とする新たなPKO部隊の展開が開始され、南スーダン政府による国民対話プロセスが進展しつつある―ことを考慮。
閣議決定された現在の派遣期間が3月末で切れることを踏まえ、現地で作業中の道路整備が終わる5月末をめどに撤収させることを決めた。
今なぜ急に撤収かと疑問を感じ負えないが、ジュバの状況の変化ではとと勘ぐる国民もあるが、駆けつけ警護制定をしての派遣に近い状況の適用が予想される事も考えらられ現状を加味しての事だろう。国会では長官が戦闘という字句に苦慮していたが・・
先ずは急場をしのぎ安堵している家族の顔が浮かんでくる。
何より寝ずの番・汗を流して出動した隊員にご苦労さんでしたと労いたい・・・