防衛大学校という、厳しくも有意義な学生生活を終えた後には、自衛官任官への道が待っている。陸上要員は陸上自衛官(陸曹長)に、海上要員は海上自衛官(海曹長)に、航空要員は航空自衛官(空曹長)にそれぞれ任命され、幹部候補生として各自衛隊の幹部候補生学校に入校する。
陸上は約9ヶ月の幹部候補生学校での教育訓練と約3ヶ月の普通科隊付教育を経て、防衛大学校卒業後約1年で幹部自衛官(3等陸尉)に任命される。
海上は約1年間の幹部候補生学校での教育訓練を経て幹部自衛官(3等海尉)に任命され、国内巡航を経て遠洋練習航海に出発する。
航空は約半年の幹部候補生学校での教育訓練と約半年の部隊勤務等を経て、防衛大学校卒業後約1年で幹部自衛官(3等空尉)に任命される。
そして、その後は自衛隊の職域に応じた専門教育を受けながら幹部としての道を進みます。将来は各自の能力・努力に応じて重要な地位に就く。
今年の防大卒業生は419人(留学生を除く)、うち自衛官の任官を拒否したのは47人。これは昨年のおよそ倍だ。
任官拒否した47人は、卒業式への出席を許されず、同級生たちと帽子を放り投げる"晴れの場"に出ることなく、私服に着替えて裏門からひっそりと学校を後にしたという。
今年も卒業の時期が来たが、任官拒否が昨年の倍の2倍だという。小遣いまで支給して卒業させ毎年任官拒否する学生が増加して来ているかのように思う様な気がする。
今年は昨年の2倍任官拒否。防衛の念を持つて勉強させるためには効果があると思っていたが、年を追うごとに増加しているのは、最初からその積りで入学して来ている学生がいるのではないだろうかと思えてならない・・・・
大学を卒業を要する事に意義ると言えばそれまでだが、国費を使って国の防衛を本当に思って居る高校生の入学したい学生の枠を狭めているような気がする。
一教室を任官拒否が埋めている数となれば、国としても無駄な経費を使って居るようなものではないだろうか。
何年か自衛官等として勤務する義務などの方法などを講じると言う時期に来ているのでは無いかと思えてならない・・・・