巨人が、来季の新監督として、高橋由伸外野手兼任コーチ(40)を軸に検討していることが19日、分かった。近日中に打診する模様だ。球団は、17日にCS最終ステージでヤクルトに敗退後、原辰徳監督(57)の辞意表明を受け、後任探しに着手。原野球を継承し、新しい風を吹き込める人材として白羽の矢を立てた。この日、東京・大手町の読売新聞東京本社内で原監督の勇退が正式に決定した。

 長期化が予想された新監督人事が、急速に動いた。球団は17日にヤクルトに敗退後、原監督が球団側に辞意を伝えたため、水面下で後任候補の調査に乗り出していた。複数の候補者をリストアップしていたが、この日までに高橋由を最上位に挙げた。近日中にも本人と接触し、打診する方針を固めたとみられる。

 この日、原監督の勇退会見に同席した白石オーナーは、新監督の条件として「新しい風を吹き込んでくれる人。原野球を継承し、発展させるという強い意志と、努力で実行してくれる人」と語り「ファンのみなさんも納得する、この人ならという形で決めたい」と続けた。その条件に合致するのが高橋由だった。

 高橋由は、02年の原監督の第1次政権から通算12年間、原野球の中心選手として活躍した。指揮官の「実力至上主義」を肌で感じ、セオリーにとらわれない柔軟な采配を、間近に見ていた。近年は代打での出場が多くなったが、ファンの声援は、チームで一番の人気を誇った。原監督のカリスマ性を引き継げる数少ない生え抜きスターでもある。

 今季から兼任コーチとして、指導者修業をスタート。試合前後のコーチミーティングに参加し、グラウンド上では積極的に打撃指導も行った。若手からの人望も厚い。今年1月には白石オーナーが「将来の指導者の一角」と話すなど、監督候補としての期待は高まっていた。

 だが、本人は来季も現役を続行する意向で、自主トレ先の検討も始めているという。今季、代打では通算38打数15安打、打率3割9分5厘をマーク。来季へ向け、さらなる飛躍を目指している段階だ。球団は現役を引退し、監督に専任してもらいたい意向を持っているだけに、交渉には時間がかかる可能性もある。

 原監督は日本一3度、3連覇2度を含むリーグ優勝7度、今季は2位と、抜群の実績を残した。白石オーナーは「すぐに新監督に結果を出せというのは無理がある。しかし、この際、思い切ってギアチェンジするわけだから、自分の指導力で、率先してチームを引っ張ってもらいたい」と、強いリーダーシップを求めた。球団は誠心誠意、説得していく方針だ。
【巨人】新監督に「由伸」打診へ 生え抜きスターは現役続行を希望                      

 ◆高橋 由伸(たかはし・よしのぶ)1975年4月3日、千葉県生まれ。40歳。桐蔭学園、慶大を経て97年、巨人を逆指名してドラフト1位で入団。98年から6年連続ゴールデン・グラブ賞。2004年アテネ五輪出場。15年は選手兼任打撃コーチを務めた。通算成績は1819試合、1753安打、打率2割9分1厘、321本塁打、986打点。180センチ、87キロ。右投左打。今季年俸は1億5000万円。(スポーツ報知)


思いがけない監督の駆け込み、現役も何年か先必ず来る。これを逃すとこの座は戻ってこない、チャンスの神様と思い受託を決心をすべきだろう。巨人監督は誰でもなれず、資質を認められた光栄は素直をに指揮官という重い責任であるが時の運と思い決心することを推奨する・・・・

現役と監督の差がどれ程かを知ㇼ・やりがいを感じるのは時間の問題の筈だ・・・

パフォーマンスは見れないと思うような気がするのが残念だが、自分の野球をすれば必ずよい結果がついて来るだろう・・・・