自由という目的地へ

アウトドア、写真、音楽、詩、そして こころの自由を探しに

闇の中で 星の様に指針を示す歌  / 60~70年代フォーク  祝ボブ・ディラン

2016年10月13日 | Music 音楽
この記事は4ヶ月前 6月5日の記事ですが
本日 ボブ・ディランが ノーベル文学賞を受賞したとのことで
再度 投稿します~








あれから 15年も経つ

9.11 同時多発テロ事件

世界貿易センタービルに旅客機が突っ込み
多くの人々が死に 傷ついた時


そのあまりの悲惨さに
私たちの こころは 
悲しみと 憎しみの 闇をさ迷った


その闇の中で

まるで 星の様に
人々に 指針を示す歌があった





Simon & Garfunkel - Bridge over troubled water (with lyrics)







既存の 多くの歌は
この悲劇を 超える力を持っていなかった

僕は そう感じていた



だが

ベトナム戦争時(1960年~1975年)に作られ
当時の人々を癒して来た この歌は

31年の時を越えて 再度
人々のこころに 光を灯し
足元を 照らすことができた



それは

相手を憎まず 赦そう
報復を することもなく

そんな
神の願いが
込められていたように 思われた



その後

アメリカは 報復と戦争の道を
結局は歩んでいくが

この時 この場所で 
アメリカの庶民は

この歌を 自然発生的に皆で歌い
この歌を こころの拠り所とした

涙を 流しながら








Blowin' in the wind (Cover) Bob Dylan 風に吹かれて ボブ・ディラン







60年代から 
アメリカで続くフォークソングは

厳しい差別を受けていた
黒人たちが歌っていた民謡を

プロのミュージシャンが歌ったものが 
始まりだという



ボブ・ディランの「風に吹かれて」も
元歌は「黒人の競売はもうやめよう」という 民謡であり

その多くは 
社会的 政治的抗議のメッセージを含む
プロテストソングであったそうだ





このフォークの文化は 
やがて 戦火で 焼け野原となり

何も 無くなった
日本の地にも 広がっていく







赤い鳥 竹田の子守歌 (Takeda no Komoruita by Akai Tori






山本潤子 竹田の子守唄







「明日に架ける橋」と同時期に
日本の「赤い鳥」が歌った「竹田の子守唄」

この歌もまた

その昔 同和地区への
差別と 極端な貧困の中 

子守の仕事に 忙殺される子供たちが 
口ずさんだ子守唄を 編曲したものだ



この素晴らしい歌もまた 言葉や国境を超えて 
同じ苦難や 同じ痛みを抱える 多くの人々の 

心を支える力を持っている








赤い鳥 翼を下さい(ライヴ)










若い頃
僕は 今の福祉施設に入ってから
施設の有志で バンド活動を再開していた

その時に まずコピーしたのが 
赤い鳥「竹田の子守唄」のB面にあった「翼をください」だった


やっていて 分かってきたのは
この曲は どんなバージョン(川村かおりバージョン)に編曲されても
こころを癒す力があるということ

他の曲も いくつもある中で
この曲だけが持つ 特別な何か 治癒力・・聖なる力とでもいうか
不思議な力があることを 感じていた


僕たちの 下手くそな演奏でも
この曲は 人のこころに 希望を生み出し

多くの利用者が ステージにまで上がり 
曲とリズムに合わせ 踊りまくった

僕たちの活動は
近隣の養護学校の文化祭等にも 呼ばれるようになっていった



この歌で 思い出すのは・・
Wさんという 麻痺をかかえた利用者さんのことだ

不調になると
「死んでやる」「どうせ生きててもしょうがないんだよ!」
と叫びながら 裸になり 身体を傷つけ 
そこらじゅうを歩き回ることがあった

自分の体も知的能力も 
施設というこの環境も 不自由なことばかりで

自分の思い通りに生きれない辛さは
痛いほどに 伝わってきた

そんな彼は この歌を愛していた
バンドで歌う時には 必ず聴きに来てくれていた



10年も経つだろうか
彼は事故に巻き込まれ 死んだ

死は悲しむことだが
彼の この世界での 不自由さの痛みを
見続けてきた者にとっては 

思いとおりにならない この世界から 
彼がようやく 解放され 自由になれたことを

こころのどこかで 祝福していたのを 覚えている



悲しみのない

自由な空に

翼はためかせ

行きたい










● 60~70年代フォーク
  数多い名曲の中から 好きな曲を少し



ピーター・ポール&マリー(PPM) -悲惨な戦争(The Cruel War)-





サウンド・オブ・サイレンス (サイモン&ガーファンクル)






若者たち (ザ・ブロードサイド・フォー)






遠い世界に (720P)






「河のほとりに」 谷山浩子






青春の影    【歌詞入り】









追記


スマホの音楽アプリ AWAのフォーク/カントリー部門で
僕の選曲したプレイリストが一時期2位までいきました
予想以上にお気に入りにいれてくれた人がいたので驚きました~


"60〜70年代 フォーク 闇の中でも人の足元を照らす歌" by NOMAD POE via @AWA_official

"60〜70年代フォーク 日本版 廃墟の中から生まれて来る歌" by NOMAD POE via @AWA_official


ちまたでは 有名なアプリで 1ヶ月間 ダウンロードし放題
期間終了後も自動で課金にはならないので 僕も使ってみましたが 
とてもいいアプリでしたよ~ 




 

 


● 資料


竹田の子守唄 原曲 ~ 赤い鳥Ver. 【cover】



竹田の子守唄(1/2)









 


 
『ささやき』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 秋の夜長の密やかな楽しみ /... | トップ | 死者からの願いごと »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (雨音)
2016-10-14 13:24:16
若く、不可能なんてない、そう思いながらも、ベトナム戦争がどんどん大きくなっていく報道を見ていて、どうしようもなく心が曇ったあの頃を思いながら、今、自分が生きてきた道をかえりみています。
私の青春そのものです。いい曲がいっぱい、ありがとう!
Re:雨音様 (ノマド)
2016-10-14 21:07:18
雨音様。ずいぶん昔に、ラジオや友人から60~70年代のフォークを聴かしてもらってから、他の音楽にはない程のメッセージ性に驚きました。パンクロックも表現できないメッセージ、感情も伝えられる音楽ですね。雨音様の青春時代の闇の中で、光輝いていたんですね。ありがとうございます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む