ITトレンドの移り変わりって速い…

先週の水曜日から金曜日にかけて3日間、
幕張メッセで開催されたJapan IT Weekへ取材に行ってきました。
春の規模に比べると抑え目ですが、それでもセミナーには5000人集まるなど大盛況でした。

Japan IT Weekは、IT関連の製品を中心としたいわゆる「展示会」です。
こういう展示会は、その時期のトレンドがわかる貴重な機会です。
2010年の暮れから2011年の夏ごろまでは、猫も杓子も「クラウド」一色端でした。
「サービス名にとりあえずクラウド付けとけ!」という勢いすら感じるクラウドっぷり。

今回の展示会では、がらりと様子が変わり「スマートデバイス」が完全な主役として台頭。
ちなみにスマートデバイスとは、スマートフォンやタブレットなどを総称した呼称です。

曰く、「情報セキュリティ」におけるスマートデバイス。
曰く、スマートデバイスによる「クラウド」利用。
曰く、スマートデバイスを使った「マーケティング」などなど。

右も左も「スマートデバイス」ですが、
この背景には、今年のスマートフォン躍進が考えられます。

2011年度上期スマートフォン出荷台数、約8割がAndroid端末
（2011/10/28　マイコミジャーナル）

表を見て、Appleって意外とシェアが小さいなぁ…という感想はともかく、
全体の出荷台数2000万台のうちすでに半数近くがスマートフォンというのは驚きです。
昨年比では4.5倍にもなり、こうして国民の大半がスマートフォンを利用することで
生活のスタイルやネットへの関わり方がどう変わっていくのか気になるところです。

展示会という性質上、ソリューションの大半がB to Bの製品で占められていましたが、
スマートデバイスの利用が、今後のビジネスにどういう影響を及ぼすのかも興味深いですね。


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(井上宇紀)