2010年4月に日本内科学会が、数年前から欧米で本格化しているconflict of interest 利益相反に関する指針を発表しました。
今後は、公式な学会等で講演などをする場合、利益相反について言及することが必要になるようです。
6月から医学書院の医学界新聞でも、日本内科学会のプロフェッショナリズムのワーキンググループによる連載が始まっています。とても重要な点なので、ご紹介します。
今週号では、私の同期でNY時代をともにした、向原圭(むこはらけい)先生の原稿が記載されています。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02889_04
私が米国NY Beth Israel Medical Centerのレジデントであったときには、
その病院が、レジデント、学生には製薬会社のMRさんが接触することは禁止されていました。そのため、まったく製薬会社の方に会うことも、話を聞くこともありませんでした。
95年ごろの当時は、米国でもまだまだ徹底されていない病院もあったようですが、NYのその病院は、Dr. Killip (心不全の分類のKillip分類を提唱した先生)が厳格に禁止していたのをいまでもはっきり覚えています。
それでも、1年に2-3回程度、ボールペンなどの備品などは、チーフレジデントが許容する範囲で、チーフレジデントによってみんなに配布されることもありましたが、現在、米国ではそのようなことも禁止することが勧告されているそうです。
帰国してから、米国での製薬会社との関係と日本でのそれとが大きく異なることを肌で感じ、かなり違和感を覚えていたのを記憶しています。
日本での適切な関係を、上記の連載などをきっかけにみんなで考えていくべき時期なのではないか、と私も連載中の提言に賛同しています。
今後は、公式な学会等で講演などをする場合、利益相反について言及することが必要になるようです。
6月から医学書院の医学界新聞でも、日本内科学会のプロフェッショナリズムのワーキンググループによる連載が始まっています。とても重要な点なので、ご紹介します。
今週号では、私の同期でNY時代をともにした、向原圭(むこはらけい)先生の原稿が記載されています。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02889_04
私が米国NY Beth Israel Medical Centerのレジデントであったときには、
その病院が、レジデント、学生には製薬会社のMRさんが接触することは禁止されていました。そのため、まったく製薬会社の方に会うことも、話を聞くこともありませんでした。
95年ごろの当時は、米国でもまだまだ徹底されていない病院もあったようですが、NYのその病院は、Dr. Killip (心不全の分類のKillip分類を提唱した先生)が厳格に禁止していたのをいまでもはっきり覚えています。
それでも、1年に2-3回程度、ボールペンなどの備品などは、チーフレジデントが許容する範囲で、チーフレジデントによってみんなに配布されることもありましたが、現在、米国ではそのようなことも禁止することが勧告されているそうです。
帰国してから、米国での製薬会社との関係と日本でのそれとが大きく異なることを肌で感じ、かなり違和感を覚えていたのを記憶しています。
日本での適切な関係を、上記の連載などをきっかけにみんなで考えていくべき時期なのではないか、と私も連載中の提言に賛同しています。