今日で正月三が日も終わり。元日、二日と混んでいたから今日初詣でをした。篝火の焚かれている阿蘇神社はどこか厳かな感じ。日の光が竹林の間からちらちらと境内に射し込み、凛とした雰囲気が漂う。参拝者はそれ程多くないから静かである。
正月はいつも天気が良いので有難い。少しばかりの寒さは仕方ないし、お節料理の保存上からは都合が良いだろう。刺身やかまぼこなどは冷たい方がいい。お酒も冷たい方が美味いのでは。時々ほんの少しだけお酒を口にする。辛口よりちょっと甘口の方がお酒の本来の旨さなのだと京都に関する本で読んだことがあるが、そうかもなと思っている。灘の剣菱より伏見の月桂冠なのかな。まぁ、好みは人それぞれだろうが。ワインとか他の酒は少しも飲みたいと思わない。35年近く飲んでいなかったし・・。
大晦日に凧揚げではしゃいでいた孫たちが、元日にはもっと高く揚げることができて大喜び。空高く飛行機が飛んでいて、ちょうどそれと重なるように揚がった凧。慣れてきた頃には芝生の上に寝転がっての余裕の姿勢。子どもは本当に飲み込みが早いものだと思う。
さて、酉年の今年はどんな年になるのだろう。紅白歌合戦を見てても何だかなー。高い受信料を取られているのだが・・。安倍総理をはじめ、政治もなー。誰のための政治をやってるのやら。時々、ペテンにかけられてるように思えて。政治活動にも国民は税金を払っているのだし・・。
それより、どう己の老後を生きて行くかである。老いれば体のどこかが悪いものだ。かつて上野博正さん(思想の科学)と会話していて、“人にどう恩を返すか”などという話になったことがある。その時、こんなことを言われた。“ お金で返す 時間で返す 労力で返す それが重なったもので返す ” また、どう人生を生きていくかの会話で。 “ 人に面倒をみてもらいながら生きる 次に自立して生きる 更に人の面倒を見ながら生きる ” そんな忘れらない貴重な言葉の数々を思い出す。そして、次にどう老後を生きるかを自問する。 今年もめでたく正月を迎えられた。いろんなことに感謝したい。これからも、人に面倒を見られないように、少しでも心身健康で過ごしたいというそんな年頭の所感である。
常磐なる松のみどりも春くれば
今ひとしほの色まさりけり
源 宗 于 朝臣 ( 古今和歌集より )
永遠に変わらない松の緑も、春が来れば、もう一段と色が深くなることだ
正月三が日に
凧と飛行機 ① ② ③ ④
⑤ ⑥
DATA
CANON EOS kiss X7
canon zoom lens 18~55mm
* 写真④のみ、55~250mmレンズ使用
撮影日 2017、1.1 写真 ① ②
〃 1、2 写真 ③ ④
〃 1、3 写真 ⑤ ⑥