俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春近し

2018年02月01日 | 俳句

隙間風 言いたいことの こぼれ落ち
(すきまかぜ いいたいことの こぼれおち)
19105 【季語】 隙間風 【季節】 三冬
総入れ歯なら尚更。


紅白の 上に君臨 飛梅は
(こうはくの うえにくんりん とびうめは)
19106 【季語】 飛梅 【季節】 初春


片恋の 人と同じや 大試験
(かたこいの ひととおなじや だいしけん)
19107 【季語】 大試験 【季節】 仲春


学食は カレーにミルク 寒卵
(がくしょくは かれーにみるく かんたまご)
19108 【季語】 寒卵 【季節】 晩冬


雀鳩 鴉みな腹 膨る冬
(すずめはと からすみなはら ふくるふゆ)
19109 【季語】 冬 【季節】 三冬


忖度が 普通になりて 枯園へ
(そんたくが ふつうになりて かれぞのへ)
19110 【季語】 枯園 【季節】 三冬


安物買い 冬の部屋には 隙間なし
(やすものがい ふゆのへやには すきまなし)
19111 【季語】 冬 【季節】 三冬


如月や 高層ビルの 味気なさ
(きさらぎや こうそうびるの あじけなさ)
19112 【季語】 如月 【季節】 仲春


寒灯の 瞬き揺れて 星想う
(かんとうの またたきゆれて ほしおもう)
19113 【季語】 寒灯 【季節】 三冬


枯園に 風吹き抜けて 星明かり
(かれぞのに かぜふきぬけて ほしあかり)
19114 【季語】 枯園 【季節】 三冬


二月堂 水取り準備 春近し
(にがつどう みずとりじゅんび はるちかし)
19115 【季語】 春近し 【季節】 晩冬


Vサイン オウム返しや 春近し
(Vさいん おうむがえしや はるちかし)
19116 【季語】 春近し 【季節】 晩冬


冬日向 感謝の気持ち 芽生え来る
(ふゆひなた かんしゃのきもち めばえくる)
19117 【季語】 冬日向 【季節】 三冬


冬一日 望み出て来る 夢までも
(ふゆひとひ のぞみでてくる ゆめまでも)
19118 【季語】 冬 【季節】 三冬


白梅は 近くで見るもの 匂うもの
(しらうめは ちかくでみるもの におうもの)
19119 【季語】 白梅 【季節】 初春


水辺には 音に色あり 春を待つ
(みずべには おとにいろあり はるをまつ)
19120 【季語】 春を待つ 【季節】 晩冬


微睡みも 他人を気にせず 春隣
(まどろみも ひとをきにせず はるどなり)
19121 【季語】 春隣 【季節】 晩冬


濃くなりし 我が影踏むや 冬の月
(こくなりし われがかげふむや ふゆのつき)
19122 【季語】 冬 【季節】 三冬


透き通る 十六夜の月 冬の月
(すきとおる いざよいのつき ふゆのつき)
19123 【季語】 冬 【季節】 三冬


春近し 時計無くとも 起きられる
(はるちかし とけいなくとも おきられる)
19124 【季語】 春近し 【季節】 晩冬



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2月1日 恋社

2018年02月01日 | 俳句暦

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