芳野星司 はじめはgoo!

童謡・唱歌や文学・歴史等の知られざる物語や逸話を写真付でエッセイ風に表現。

再び 野坂昭如さんの戦争

2016年10月05日 | 言葉

「火垂るの墓」を書くことで、戦争を伝えられるとは思っていなかったし、それは今も同じ。ぼくは未(いま)だに自分が小説家なのかどうか、あやふや。

だが、少しは戦争を知っている。飢えも心得ている。あんな馬鹿げたことを、繰り返してはいけない。戦争の愚かしさを伝える義務がある。あれこれあがいた結果、書くことが残った。

                (2012年3月13日付朝日新聞朝刊)

                                                              
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