駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

続・壁を乗り越える

2017年07月18日 | ブログでレッスン
昨日のブログの続きです。
ドラム講師の考えとして書き始めたんですが、「ドラムが好きという情熱が大事」みたいな精神論で終わっていて、読み返して「なんじゃこれ」であります。書いてるうちにお酒が回って眠たくなってきちゃうんですよね。お恥ずかしい限り。。。
実はそれが言いたいんじゃなかったんですよ。冗談はここからや!。。。それもちゃうし。

ドラムや音楽にとどまらず、物事を上達させるためには「好きである」ことは必須条件です。
ですが、逆に好きでもないけど始めたら、上達するにしたがって好きになってくるというのもありかもしれないですね。
では、「好きでたまらない」人が、どうやって上達させるか、ここが大事なんですよ。
好きで続けていると、どうしても頑固になってきます。経験を重ねることで、ある程度自信もついてきます。プライドをもって接することも大事です。
ですけど、凝り固まったプライドが上達を妨げることもあるわけです。

オレなどはドラム歴40年も経ってから、すべてのプライドを捨ててビートルズのコピーバンドを始めました。どうせあと10年もしたら、いくらドラムが好きでも体力的に別れなきゃいけなくなるんだろうと人生最後のチャレンジをした、というわけでもありませんが。。。
ザ・スターキーは「レコード通りに再現する」という、とてつもない難題をコンセプトにしたわけですから、「オレはロックだ」なんて言ってられない。できることはみなやってみなきゃ成果は得られないわけです。
なので、凝り固まっていた頑固な「ロックドラマー」としての矜持を捨てました。

オレのロックドラマー観とは、ドラムを叩き切るという美学。例えば、スネアはスパン!と全体を鳴らし切って一番いい音を出してやる。これこそがロックドラムだという、キンタマ根性なのです。まあ勝手な思い込みなので「何をたわけたことを」で切り捨てられることでしょうが。

そんなわけでスターキーを始めてからというもの、案の定挑戦と失敗との繰り返し。椅子の高さを上げるという見た目上の問題に始まり、使い慣れたスティックの種類や太さをいろいろと変えたりと思い付く限りやってみましたが、何をやっても上手くいかなくて厳しい数年間でした。
お店のマスターから「なんだかつまらんくなったな」とか「もっとしっかり叩けよ」とか言われたこともありました。試行錯誤の最中、迷いが生じて下手くそになっていたんです。
ですが、いくら恥をかいても諦める気は起きず、柔軟に柔軟に対応しようと徹しました。
頑固さを貫くのも美学ではありますが、目的に合わせてなんでもやるぞという捨て身の頑固さも、それも一つの美学かなと思ったわけであります。

結局これも精神論に終わってしまうかもしれませんが、好きであるが故の頑固さと柔軟さということを言いたかったのであります。
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2 コメント

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逆ですね! (Tossy)
2017-07-19 21:12:58
僕は、へいさんと真逆です。

30歳の時に、ビートルズバンド加入と同時にドラム始めました。

頑固で「リンゴと全く同じ」を追求しました。
ビートルズバンドだけを9バンド。

しかし、「自分はリンゴでは無い」という当たり前なことに気づく。

そこからは…迷走です。
ベースやったり、ギター弾いたり、ジャズやって、一周してドラムに戻る。

未だに迷い人です。
逆でも行き先は (hey3)
2017-07-20 00:33:35
Tossyさん
そうでしたね、Tossyさんは逆方向からでしたね。
でも、ぐるっと回って結局はリンゴさんに戻っておられて、今はお互いに同じ方向向いているようですね。
私にとってはリンゴ道の先輩です。またご教授願います。ぺこり。

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