駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

(続・続)「彼になりたい」今まで何万人のリンゴスターがいたのだろうか

2016年10月19日 | ビートルズネタ
しつこく同じテーマで続いています(笑)
ザ・ビートルズに憧れてコピーバンドを結成しますと、メンバー同士でパートを決めるわけです。
何も知らない子供の頃なら
「オレいちばん好きなポール!」
「ボクはジョンがいいな」
「ジョージが一番かっこいいと思うから」
「リンゴスターが好き!」
などと、メンバーのポジション争いがあったりします。
ですが、楽器の問題になるとこれまた違ってきます。
「〇〇君んちにドラムセットがあるんだって、兄ちゃんのらしいけど」と、それだけでドラマーにさせられる子がいたり、エレキギターを持ってるだけでリードギターにさせられたり。
でも、やってるうちにギターが全然上達しないのでベースに変更させられた子もいましたが、これってベース舐めすぎですよね(笑)
貧乏だった昭和の子供たち(オレの世代っす!)は、自分がどの楽器がやりたいかとかどの楽器に向いているかというより、どの楽器なら手に入るかだけでパートが決まったもんです。。。

オレ達は洋楽と言えばベンチャーズかビートルズ、邦楽ならグループサウンズか加山雄三か寺内タケシ、はたまた「8時だよ!全員集合で見た」ドリフターズ(笑)だったりしましたね。
ちなみに自分は幼い頃からドラムにしか興味がなくて、ドリフ(カトちゃん)⇒ベンチャーズ(メルさん)⇒キャロル(ユーさん)⇒クリエーション(樋口さん)という路線だったので、ビートルズのコピーをしたことがありませんでした。

話が違う方向に飛んでますが、ビートルズ(リンゴさん)のコピーの話に戻ります。
コピーをするにあたっての要素。
① 楽器
② 演奏スタイル
③ 音色
④ 音量
⑤ テンポ
などの要素がありますね。

①同じ楽器と言うのはものすごく貴重なアイテムなので、いくら金持ちでもそうは簡単に手に入れられません。自分の場合、せめて同じメーカーの楽器を使うということで雰囲気だけでも近づこうと、現行品ですがラディックのドラムセットを使っています。

②については、写真や映像などで真似るわけで、今はYouTubeという最強のメディアがありますが、昔(といってもほんの10数年とかいうレベル)は想像するしかなかったんですねえ。なのでビートルズの演奏シーンなどを見る機会があると目を見張り一瞬たりとも見逃さないという、必死のひと時。
まさに、この現代において映画を何度も観に行っちゃうオレの境地ですね(笑)今はいい時代です。いろんな本もあるしネットには情報が溢れています。
そんな情報を参考にしながら、リンゴさんのドラミングの秘訣を探る毎日であります。叩き方を真似るというのは非常に大切で、例えばハイハットは叩き方が似ると同じようなサウンドがするんです。
また、あの椅子の高さもなかなか演奏し難いんですが、あえて高くすることで雰囲気が近くなるならとチャレンジするうちに慣れてきます(笑)

③音色というのは、もともとは楽器如何なので何ともしがたい要素ではありますが、これも先ほど言った奏法を真似ることで似てくるものなんです。ハイハットとスネアの音色は、コツをつかむことで驚くほどニュアンスが近付くことができるんです。

④音量については「難しい」のひとことです。何故なら、レコードのミキシングされた音源を真似るということと、ガンガンノリノリのリンゴさんのライブを真似るのでは、数倍の音量差があるからですね。
これをひとつのコピバンのライブで表現するには、ものすごい音量差が出るのでドラマーの実力が試されることになります。
実は何十年も前から、これを数々のコピーバンドの名ドラマーさんが世界のライブハウスでこなしてきたわけですよ。ニッポンでも、各地で有名無名のビートルズバンドがこの苦労をしているんですよね。
オレも負けられません!

⑤テンポについては、実はひじょうにメンタルな問題です。
つまり、数日前の練習時と本番前のリハ時、本番とで、その人その時の心拍数が違えばテンポは変わってきちゃうってこと。
しかも、メンバーそれぞれその時点で感じ方が違う。一人が「速い」と思っても他のメンバーは「遅い」と感じたりもする。そこで、その場でレコード音源を聴いたらジャストだったなんてことがよくあります。

本物のビートルズ自体が、ライブでのテンポが走ったりモタったりしているように、現場の状況によって変化があって当たり前。お客さまがノリノリなら、多少は走ったほうが盛り上がることはやっていれば当然のことなのでね。
要するに、ライブで盛り上がるビートルズと、レコードのしっとり落ち着いた音源を再現する場面を、いかに切り替えるかってことですかね。
一番大事なのは、テンポより「ノリ」なんですよね。このノリって言い方が、抽象的すぎて難しいんですが。。。こればかりは、現場でつかむしかないのかと(笑)
オレは、スターキーを始めた頃からいつもメトロノームを持って、お守り代わりに確認するようにしています。ライブでは全曲確認するヒマはないですが、お守りとしてはなかなか有効ですよ(笑)

この写真も、MUSIC LIFE誌「ザ・ビートルズ ライブの時代」の特別付録の写真集の1ページです。
1966年、米国テネシー州のメンフィス・ミッドサウス・コロシアムでの画像。
リンゴのドラムセット俯瞰で見られるなんて!
こちらもモニターなしだもんね。よく演奏できるなあ。スゴイ!
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2 コメント

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Unknown (Tossy)
2016-10-20 11:52:19
僕の場合は…ドラムが一番早く、習得できる。
人手不足でバンド加入達成に近道?
という不誠実な理由でした。
30で遅咲きだったので、焦ったんですね。

実際は難しかったし、一番楽しいパート(^_^)
ドラムを選んで正解でした。

リンゴのシンバルワークですが、あれはモーラー奏法です。
内回転、外回転。
響きの余韻が長く、リズムが裏位置に遅れることで、
グルーヴが生まれます。
それから、柔らかい音色になることで
スネアが抜けるようになります。

もう一つ。
盛り上がる場面(ソロ、サビ、エンディング)などで、わざとテンポを走らせていると、プロの方に聞いたことがあります。
すごい! (hey3)
2016-10-20 23:42:22
Tossyさん
情報ありがとうございます。
素晴らしい考察ですね。モーラー奏法でしたか!
自分はモーラー奏法の訓練を受けていないので詳しいことは知りません。
また教えてください。

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