駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ハドソン川の奇跡

2016年10月09日 | 映画
10月9日(日)
今日は朝一番でまたまた映画。このところ映画づいております。
本当は出かけるつもりはなかったんですが、子供がどうしても「君の名は。」を観たいから連れて行けというので、上映時間を調べるとほぼ同じ時間に、クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」が上映されていることが分かったので別々に観てきました。

やはり、いい映画でした。
たった208秒間での出来事をめぐる映画ですが、その事故で乗員の命を救ったヒーローとして讃えられる機長の一瞬の判断が、はたして正しかったのか悪かったのか、その後の壮絶ともいえる戦いを内から外から克明に記しております。
ハイライトである飛行機の離陸から不時着水するまでの迫力あるシーンは、わかっていても手に汗を握りました。

あくまでも個人的な感想ですが、「人の優しさに包まれた」感とでも言うんでしょうか、観終わった後のなんとも言えぬ気持のよさ。
これは実際に誰一人として死んでいない、怪我もしていないということが大きいのでしょうが、機長と副機長ののあくまでも凛とした正義感が描かれていて、そこが気持ちいいんでしょうね。
しかしその中にあっても、人間として悪夢にうなされるほど悩む姿もまたさらに克明に描かれています。
事故調査委員会との戦いは、まさに精神的にボロボロになるまで追いつめられますが、そこをいかにして乗り切ったのか。
さすがに訴訟社会の米国だけあって、容赦ない追及に「万事休す」といった状況になります。
しかしくじけない。弱さと強さと、そして正義感。
古き良きアメリカ像がそこにあるんでしょうかね。米国で大ヒットする理由がわかる気がします。
コメント
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