根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

映画『河童のクゥと夏休み』&『チャーリーとパパの飛行機』

2007-09-02 07:44:04 | エッセイ、コラム
昨日は「映画の日」ということで、2本連続で映画を観てきました。
ラインナップはアニメ映画の『河童のクゥと夏休み』と『チャーリーとパパの飛行機』というフランスのファンタジー映画でした。
小屋はシネ・リーブル池袋。
観客は両映画とも満員でした。


『河童の~』は2度目の視聴です。
ネットで調べていた所、『チャーリーと~』と同じ劇場で午前中、1回のみ『河童~』を上映することが分かって、映画の日だし、それならついでにもう1回観るか、という感じの視聴でした。

『河童のクゥと夏休み』の方は子供向けにも作っていながら、大人にも充分アピール出来る、劇中では最近の日本人の悪しき行動への既視感を覚えるような、社会的なメッセージをはらんだ名作でした。

しかし、昨日は家族連れが多いことが非常に問題。
近くの席の幼児が途中で飽きて、通路を歩き回るわ、騒いでくれるわ、で重要な場面でそれをやってくれるものだから散々でした。
2時間静かに映画を観れない子供を持っているなら、はじめから映画鑑賞は諦めるか、途中で子供が騒ぐならロビーに連れ出すなどとか、そんな発想は最近の親にはないようです。

渋谷で以前同じ映画を観た時は良い子が多くて、彼らの素直な反応が逆に良い雰囲気を醸し出していただけに、今回は視聴の面で後味の悪い残念な結果になりました。
大人も楽しめる良いアニメ映画の名作もこれでは台無しです。


『チャーリーとパパの飛行機』はいかにもフランス映画らしいファンタジーでした。
‘おすぎさん’がテレビで誉めていたので観た訳ですが、私の感想は今一つといった所でしょうか。

ファンタジー形式にして幻想的な仕上がりになっている映画でした。
現実に照らし合わせてこの映画を考えると、急に父親を亡くした子供はこんな形で、にわかには受け入れがたい厳しい現実との折り合いを付けていくのだろうなぁって感想でした。
連続視聴の2本目で集中力に陰りがみえていたせいか、字幕はあるもののフランス語が分からない私には細かいニュアンスが伝わらないせいか、なかなか劇中に入っていけない自分がいました。
ただ『星の王子様』が好きな人には、すんなり入れる映画かも知れません。
少し似た匂いを個人的に感じました。



今回得た教訓。
休憩も殆どなしに2本連続で映画を観るもんじゃない、ということ(苦笑)。
観終わったあと疲労感がドッと私を襲いました。


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