10月5日は渋谷DUOにてロン・セクスミスを観る。
この日は、
loadedさんと現地でお会いするというロンセクライブ以上の重大イベントも。
あいにくの
雨の中で15分も待たせてしまい、攻撃性の高い人だったらどうしよう(
ハードコアだし)などと恐れおののきつつ到着したところ、
実に聡明な感じの優しそうな女性(いうまでもなく美人)なのでホッとしたというか良かったぁと思ったわけである。
一方ワタシはといえば、いざ会場に入ろうとすると
チケットが見当たらず大いに困惑。
電車の改札前で切符が行方不明になってオロオロするパターンは往々にしてあるにせよ、コレとソレとは重みが違うし。
なんかこう、初デートで失敗を繰り広げる少年風である。
恥っぽいよなぁと思いながら、心の中で悪態を付きつつあらゆるポケットをさぐり、さらには財布の中まで確認してもチケットが見当たらなかった時はさすがにマズイと、
またしてもロンで失態かよ!と思ったのだが、最後の最後に
盲点である右の内ポケットに入っているのを発見。
「
一生懸命探したわりには簡単なトコロにありましたね!」
というわけで、マイナス30点の初顔合わせとなってしまった。
さて、ロンであるがチケットにはスタンディングと書いてあったのだが、幸運にも席があり座って見ることができた。
実は月曜日に腰をやってしまい火曜日のポーグスを泣く泣くキャンセルした身にとっては、いまだ腰コンディションが悪かったので、これは幸い。
しかも結果的にはワタシの知人Yを含めて3人並び席。
この日はてっきり弾き語りと思っていたのだが意外にもバンド編成でのライブであった。
ロンのヴォーカルが際立つのはやはり弾き語りなのだが、もちろんこの日のバンド編成でのライブも当然良かったし、文句の無いところ。
選曲も全アルバムから満遍なくセレクトされていたし(多分)、当然のようにどれもいい曲ばかりである。
ロンの佇まいも楽しげだし、ロンジョーク(もちろん英語=ワカリマセン)でも確実に笑いを取ってご満悦といった感じで、過去のロンよりもポジティブな印象。
そして、やはりロンといえば声。
声に引き込まれる感じというか、いわゆるヴェルベット系?
これがこれがナマだと特に効く(弾き語っちゃうと特に)。
この声があるかぎり、彼のライブがハズレることはないだろうなと思うわけである。
で、あっというまに時が過ぎ・・・
アンコールの前に、
「ドラムの人のうごきが面白いですね」(loadedさん)
「うんうん」(実はロンしか見てなかったワタシ)
ってことで、注意して見てみると、温泉に浸かった酔っ払いが極楽気分でリズムを取っているような動きで実にコミカル。
こういうライブはココロ洗われるよなぁとしみじみ思いつつ。
そしてライブ終了後、食事でもってことで「いい店がある」と
知人Yが案内し始めたのだが、この知人Y、
あっさりと道に迷い(というより出だしからアウト!)、20分ほど歩かされ、どう考えても違うだろって場所に迷い込んだ挙句ギブアップし、タクシーを拾う。
往々にしてありがちなオチだが、
着いた目的地は見事にDUOのすぐ近く。
loadedさん申し訳ございませぬ、雨の中。
それにしても、loadedさんとは
初対面とは思えないほど親近感を持てたし、ヘンな気まずさとか緊張感が全然無くて、本当に会えて良かったなと思うわけである。
あぶらだこのCDが高値で売れたぜぃと喜んでいるloadedさんは実にクール。
なにかとヘヴィなここ数日の中で、一服の清涼剤ともいうべき良い時間を過ごさせてもらい大感謝である。
また、よろしく!(メールか)