妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

妻の介護体験談

2017-06-09 16:07:18 | 介護の回想

今回、地域の認知症介護家族会で介護体験談を持ち時間15分という条件で引き受けてしまった。

何しろ、平成15年にアルツハイマー型認知症と診断され要介護2~5まで約13年間

デイサービス3年、グループホーム3年、老健3年、最後特養3年

看取りは特養、移転した時点で全介助、意思の疎通は出来ない

私を認識出来ない状態で、平成28年6月4日早朝ろうそくの炎が燃え尽きるように

身動きも声も発せず81歳の生涯を閉じました。

 

目を瞑ったまま声も発しない最後の3年間、面会時に食介しながら声を出したり

無言で思いを語りかけていた。

こちらからの意思は伝わらなかったと思うが

もしかして妻へは伝わていたかも・・・?

 

妻からの思いはただ一つ確実に受信できたと勝手に思い込んでます。

他界する一か月前のこと・・・

食介中にいつもと様子が違って目は瞑ったままこちらを向いて

もういいですと強烈に訴えているように伝わってきたのです。

 

どんな形でもいいからいつまでも生きていて…との願いに

もう限界です と受け取れたのです。

 

ハット気が付きました。

人間 自分の命を閉じる権利があるのだとその時気が付いた。

絶対に治る見込みがないと分かれば家族を苦しめたくないし

自分も苦しみたくない。

延命治療は本人は望んでいるのか、家族の一方的の期待?

高額医療費の問題も発生する。

 

それから間もなくして誤嚥(4月6日)を起こし、ダメージが大きく以後

ラクテック(栄養分なし)点滴のみになり59日後 6月4日早朝

81才の生涯を閉じました。

以上リハーサルしてみると約6分だったので初期の問題行動で

四六時中振り回されていた事やエピソードの一つ二つ付け加えようと思う。