風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

甲武信岳にしゃくなげを見に行こう! その2

2015年06月02日 06時46分45秒 | ハイキング・登山

滑滝から千曲川源流までは1時間とあるが、川の水量は全然勢いがあって源流の遠さを感じつつ登っていく。
ほんと、情けないくらい歩けないですな。最近日帰り荷物とか小屋泊ばっかだったから。しんどい時って時計や
地図ばっか見ちゃう。



40分ほど歩いてやっとこのくらいの水量になった。少し苔むした感じにもなってきて奥秩父な雰囲気が
出てきたなあ。トウヒもそれっぽいし。

前を行くご夫婦さえも抜けないほどヨロヨロと歩いていき、きっかり1時間で源流に到着です。



は~、もうほんとに疲れたわ。ここからが登りのきついところらしいから湧き水で元気を出そう。
源流はほんとにすぐそこで、飲みやすいようにコップも置いてあった。きれいな水が流れていて見るからに
おいしそうである。



気力があればここで今日の食事用の水を汲んでいくところだけど、今の私にはない・・・。

で、ここで水を汲んだ際に砂地にキラキラっと金色に光る粒が。「砂金?!」と思って取ってみようか
と思ったけど、他に人目もあるし、まさかねえと思って取らなかったんだけど、調べてみたら千曲川って
金の産地だったのね。ビンゴ!いまだに砂金掘りしてる人たちもいるみたいでびっくりだわ。

さて、源流でおいしいお水を汲んで温かい飲み物で休憩するご夫婦たちに誘われたけど、かたや小屋泊
で3時からしか受付がされない人たちと、テント泊で場所は早い者勝ちの私なので丁重にお断りして先に
進むことに。

唯一ここだけがしんどいところ、と書かれていた登りでしたが30分程度なので意外とあっけなく尾根に
着いた。



ちょっとガレた先に見えるのが山頂らしく、すぐそこだからか山頂標識も見えるほど。
しばらく尾根筋を歩いたら短いガレ場を登ったところが山頂だった。13時着。



すでにちょっとポツポツ来ている空模様でしたが、意外と山々は見えました。何が何か分からないほど
だったけど。もちろん富士山は見えず。

ササっと記念撮影したら、小屋に向かって降ります。だって雨の中テント張りたくないし!
それに明日は天気良さそうだから、下山前にも一回登ってもいいしね。
と思って降りていったんだけど、たった10分ほどの道なのに急だ・・・。明日わざわざ登る気がしない。(笑)

で、よろよろ下って13時20分に甲武信小屋に無事到着しました~!



テント泊の受付は2時かららしく、とりあえず本降りにならないうちにテントを張ることに。
最近自分のテントにも慣れてきたからか設営も早くなってきたよ。で、実は今回うっかりヘッデンを忘れて
しまったため(おいっ!!)暗くなる前に寝床もセッティングし、さっさとご飯も食べてしまうことにしましょう。(笑)

バーナーなど必要な荷物を持って出たところでちょうど2時になったので受付にいくと、伝票に記入する
間にわざわざ暖かいお茶を入れてくれた。やさし~。 ここはテント1張500円+1人500円なので1000
円なり。普通より高いけど、トイレ使用料だと思えばこんなもんかと。それにテン場はきれいに整地されて
いてフラット快適だし。

ついでに氷結を400円で、水を1L50円で購入(どちらも自分でお金を入れるシステムでお釣りも自分で
そこから取るという良心市システム)して、小屋前の屋根付ベンチで早めのご飯にする。



今日の夕食はアルファ米の「炊き込みおこわ」にちょっと興味深くて買った「うなぎひつまぶし膳」を乗せて
いただきます。(実際は混ぜ混ぜしてって感じでしたが。) 美味しかったけど、これ1つで350円くらいした
ので、それならさんまのかば焼きでもいいかなあって感じでした。(笑) 山椒持って来れば良かったな。

作ってる間チューハイを飲みつつ、同じテーブルで熱心にお話しているおじさま達のお話に入れてもらえない
かなあと思ってたんだけど、岐阜県民&長野県民のローカルトークには入れてもらえませんでした。

ということで、そそくさとマイテントに戻り、日が暮れるのを待ちます。さびしい。そして長~い。
なぜか着いた時には2本立っていた電波もいつの間にか圏外で、明日の天気予報も入らないし。
小屋には明日の天気は曇りと書いてあって晴れじゃないの~?!って思ってるだけになあ。

今回は早めにシュラフに潜り込んでTシャツと靴下を昼間のうちに乾かしておかないと、明日下山後の着替え
は使いたくないしなあ。寝袋はモンベルの3番にシュラフカバーのみだったんだけど、ちょっと寒いのでモン
ベルの薄手のダウンジャケットを腰回りに巻いて保温性アップする。

剣岳の時も早めにシュラフに入ってたら足元が暖かくなって夜に寒くて凍えることはなかったけど、今回も
同様でした。

しかし雨も夜中じゅう降ったり止んだりで、ヘッデンもないし傘もないからほんとにテントに籠りきりだった。
こういう時って友達と来れたらいいのになあと思いますわ。

明日の朝のテントの片づけに気が重くなるのであった。そして久しぶりのテント泊で腰が痛い・・・。
こんなんで知床大丈夫かな?


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