おはようヘミングウェイ

インターネット時代の暗夜行路。一灯の前に道はない。足音の後に道ができる。

水田交響曲 さわりの序曲

2017-06-22 | Weblog
6月の里山の風物詩、それは水田である。米を主食としてきた長い歴史が谷合の地に脈々と受け継がれている。山の傾斜地を開墾し、畔で仕切りをし、棚田をつくり、水を引いて地を潤す。切り拓かれた地に豊饒をもたらす未来が人々によって準備されていく。青々とした苗床が水田の脇に運ばれ、植え込みの時を待っている。眼の前の水田が奏でる世界に入って行こう。

雨を孕む雲の一団と、雨を待ち受ける水田の妙。これって空間芸術ではなかろうか。



水田に植え込まれるために待機する苗床たち。豊饒の未来をつくりあげる主役でもある。



地に足をつけ、地道にこつこつと、黙して整然と植え込んで行く。こうして勤勉な性格が養われる。



田植え前に水田をならす作業をした耕運機。車輪も運転席の足下も労働の痕跡でまみれている。



水田が天然の鏡であることを実感する。



水田の脇の形状に合わせて直線と曲線を組み合わせて苗を植え込んでいく。



イノシシの目線で見た水田。獣たちの侵入、狼藉を防ぐためにフェンスが張られている。



ずぶりと沈みこんだ足跡。ぬるりとした泥に足を入れ込む感触って嫌いじゃない。



歩き下って来た棚田を振り返る。この景色には人の根気と生きるための営為の凄さが詰まっている。






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