ハローお馬ちゃん

ニュース、スポーツ、芸能、競馬
ぼちぼちやってます

’17 私的 大相撲初場所回顧

2017-01-23 | スポーツ

 初場所は稀勢の里が14勝1敗で優勝し、横綱昇進を決めました。今場所は、横綱2人が休場した上に大関2人が大きく負け越し、1人が休場するという内容的には極めて低調な場所だったと思います。その象徴が土曜日の優勝決定の場面で、白鵬が前頭10枚目の力士に負けたことで決まったというもの。

 ------

 稀勢の里は、14勝1敗で悲願の初優勝を飾り横綱昇進を決めたのですが、単独トップに立っての後半戦は押されっぱなしの辛勝続きに不戦勝まであった。安定感や強さはあるのに、まるで寄ってたかって優勝させたような印象になってしまうのが残念です。このところ消えていた汚い立ち合いも、結果的に優勝を決めた一番となった逸ノ城戦で出てしまった。優勝したことでここ一番に負ける精神面の弱さが払しょくできるのかが期待。

 白鵬は、今場所も中日ぐらいでガス欠になったのか、勝ちはしても急に相撲内容が悪くなって11勝4敗に終わりました。体力的に終盤戦に相撲内容が急激に悪くなるのが続いています。特に負けた相撲に完敗が多いのが気掛かりです。

 日馬富士・鶴竜は、序盤戦から負けがかさんでしまい休場。本当に残念。豪栄道は相撲内容はまずまず元気で、終盤戦に優勝争いをかき回せると思ったのに怪我で休場。あろうことか稀勢の里が不戦勝。

 照ノ富士は、先場所中盤戦の奮起から復調近しを思わせてくれたのだが、今場所は膝が悪化からかまた攻めを受けられない相撲が続いて大きく負け越した。 琴奨菊も大きく負け越して、昨年初場所優勝したのに1年で大関陥落となった。

 正代はまたも上位で7勝でしたが、大きく負け越さないのが彼の地力の高さだと思う。遠藤はまたも7勝8敗。もったいないが、これなら相手に勝つという武器が無いのが露呈しつつあるのかも。 新入幕だった佐藤改め貴景勝は、初日から4連敗したもののそこから立て直して7勝8敗。 

 十両では、宇良が3枚目で11勝。初入幕を確実にした。大きな期待はまだどうかとは思うが期待は大きい。 安美錦阿夢露は負け越しで来場所に十両陥落がかかる。

 ------

 今場所は上でも書きましたが、寄ってたかって稀勢の里を優勝させたような場所でした。 優勝争いが彼と往年の強さが消えつつある白鵬に、10枚目以下の外国人力士3名では盛り上がりに欠けたのは否めません。しかも彼以外の大関陣は大きく負け越し、2横綱の休場でもあった。

 今回の優勝で、千秋楽の勝ち負けに関わらず横綱昇進を早々と明らかにした。彼が外国人力士だったらなんやかんや理由を付けて昇進させることはなかったでしょう。稀勢の里自身の強さや安定性は認めるしかないのですが、ここ一番で負け続ける精神面の弱さはこれで克服したとは思えません。稀勢の里は大関昇進時にもこういうおまけ昇進だったのもあり、個人的にいい気分はしません。こういう日本人優遇昇進があると本当に萎える。

 但し、力量的な強さと安定性は横綱に値するのも確かだとも思います。大関昇進時の大甘昇進をその後の相撲で払しょくした様に、横綱昇進後に相撲で批判を払しょくしてくれるのを期待します。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 競馬歴30年男の懺悔、アメリ... | トップ | 批判前提 »

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事