木曜日には、プロ野球のドラフト会議が行われました。今年は、一般人を動かすようなスター選手がいない年ということもあって、世間的には無風ドラフトという事になるのでしょう。今年も一番の目玉投手はパ・リーグに。心の中では必ずしも意中の球団に指名された人ばかりではないのでしょうけど、すくなくともその顔に悲壮感はあまり感じませんでした。
それには、大きく2つの理由があると思います。1つにはFA制度の定着によって、実績さえ残せれば自らの意思で行きたい球団に移籍する事ができるのが分かった事。もう1つには、特定の球団や特定のリーグの人気が突出していたものが、プロ野球のフランチャイズ化の浸透と全体的なプロ野球人気の低下で各球団の人気や扱いに昔ほどの差がなくなってきたということもあるでしょう。つまり、どこへ行っても大差無いという事です。あえて言うなら、新人がすぐに起用されるとか各球団の戦力状況はあるでしょうけど。
巨人的には、あれだけ打てなかった野手の強化ではなく、また投手の1位指名でしたが、2度くじを外したおかげで野手が1位指名に。プロ好みの堅守のいい選手らしいので期待できそう。ただ、2位以下はすべて投手なので、即戦力の野手はFAでという事なのでしょう。そこは少しだけ残念。
