そうだ。京都へ行こう・・・・・・・。
ずっと行きたかったとこ。そして、変な拘り、家族で行きたかったんだ。
天候に恵まれた4月の土曜日、万障繰り合わせの上、ファミリー3人で訪れた。
駅に到着するなり、嬉しすぎて3人で大笑いしてしまった。
なかなか・・・気合い入ってるぞ、京阪電車 駅まで、伏見稲荷仕様にしてるとは。
駅からは、オーディエンス。 人の多い方に歩いていった。地図なんかいらない。
たっぷり、露店の誘惑に挫けそうになる娘っこ達を、『帰りに行こうね・・・』ってなだめながら。
更に参道をゆく・・・・。
すっごい人ですね。そして、お店の店頭が、その匂いが、終わりない誘惑を仕掛けてくるけれど、
帰りにね、ちゃんとお参りしてから、楽しみましょうね・・・って、自分自身にも言い聞かせてると見えてきた!
ああ、その色合いが素晴らしい。
ここ伏見稲荷大社は、全国にある稲荷神社の総本宮。
その根本縁起は、秦伊呂具(はたのいろぐ)が、餅に矢を射たところ、餅が白鳥になって飛び去り、
とまった山の峰に稲が生えた。 ご鎮座は和銅4年(711年)とされておりまする。
稲が生えた・・・・伊根奈利から稲なり・・・・・稲荷の社名になったとか。
神が宿る山として、その山全体が信仰の対象になってる稲荷山は233mのお山です。
上のは楼門(ろうもん)、この楼門は天正16年(1588年)、豊臣秀吉が母の病気平癒を祈願し、
寄贈した祈祷料1万石にて建立されたとか。
母の生命を3年、だめなら2年、それでもだめなら30日の延命をと願ったと。
なんとも健気な秀吉公。その母は4年後に他界したのだけど、祈祷料の1万石は半額に値切られたとか。
ここでは、狛犬のように、狐さんが、あちこちに鎮座しています。
その口にくわえてるものも様々。でもちゃんと『阿吽』になってるのが、ええ感じだな。
それにしても、お稲荷さんは、狐が神様で・・・油揚げをお供えするとか、お馬鹿な知識しかなかった。
上の狐は鍵をくわえてる。これは稲荷大神さまの宝物庫の鍵だそうですわ・・・・。
狐は稲荷大神さまのお遣い(眷属)なのね。目に見えない、霊獣なのだそう。
稲穂をくわえた狐。五穀豊穣の農耕神である稲荷大神さまの眷属ですから・・・・。
五穀豊穣だけでなく、商売繁盛、家内安全、所願成就の神として、オールマイティに活躍しています。
どっち見ても、朱色。この朱色は、魔力・邪気に対抗する色で、権威の象徴、
稲荷大社では、稲荷大神さまのお力の豊穣を表す色なのだそうで・・・・まっかっか。
鳥居の形をした、絵馬がありましたの。
長女、飛びつく。何をお願いしたのかしらないのだけど、叶うといいね。
大勢の参拝の方々を捌けるように(?) がらんがらんする鈴も、沢山設置されてましたので、
そないに待つことなく、参拝できましたよ。 しかし、こんな流れ作業状態で、神様も大変なこっちゃ。
本殿は、応仁の乱で一度は焼失したものの、明応8年(1499年)に復興されたと。
そして、現在の本殿は、重要文化財となってありまする。 これだ。
『内越流造』(うちこしながれづくり)とよばれるこの本殿、屋根の曲線美がうっとりする程、素晴らしい。
ここ、伏見稲荷のご祭神は、
宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四大神(しのおおかみ)。
さあさ、ここ伏見稲荷で有名なのは、この朱色の鳥居の数。
ここから、鳥居の世界へ旅立ちましょう。そのお話は、また後日・・・・・。
伏見稲荷大社
京都市伏見区深草薮之内町68番地
TEL 075-641-7331