食べた人からすぐそばの、道成寺の散策をどうぞ・・・・・。
釣鐘饅頭で有名・・・もとい、安珍と清姫で有名なお寺ですね。
この2人の物語に準えて、名物となったのが釣鐘饅頭。
バスの中で、1個試食。っていうのがありましたが・・・写真撮らずに食べちゃいました。
さあ、お参りするには、この石段を登ってゆきます。
62段の石段。 この石段、ちょっと秘密があるのです。
左右の土手が平行ではなくて、逆ハの字に開いているとか。
左右の傾斜が、上は広く、下は狭くなってるそうな。 何故って・・・・心理的に登りやすくなるらしい。
石段を登ると仁王門。 阿吽の方々。
正面は石段なので、仁王門の後ろからとってみたとこ。
石段から仁王門、そして真正面に本堂。
ご本尊は国宝で超秘仏。千手観音菩薩。平安時代初期の木造漆箔。
33年に1度、春の33日間だけ御開帳されるらしい。
前回は平成17年。なので、次回は平成50年、2038年との事。覚えていたら・・・是非。
今、秋の本堂特別拝観期間中。(2014年9月14日~12月13日)
ご本尊には会えませんが、本堂が公開されているので、重要文化財の千手観音立像にはお会いできます。
この本堂と、中央に祀られている千手観音様、仁王門の開口部、石段、参道・・・・と、
一直線に配置されていのです。 千手観音様は参道を1300年、見つめてこられたと。
天音山道成寺は、和歌山県最古のお寺。
大宝元年(701年)に創建されました。
ここには、『かみなが姫(藤原宮子)の物語』や、『安珍と清姫の物語』が残っています。
宝仏殿では、絵とき(絵巻に従って説明する)を見せていただけますよ。
こちらは入相桜 かつての道成寺の初代鐘楼があった位置。と、されています。
恋に狂った清姫が、鐘楼ごと安珍に火を放った場所に、33本の支柱に支えられた桜。
春には、見事な花が咲くらしい。
ふと上を見上げたら、澄みきった青空に鬼瓦。
そんな道成寺には、釣鐘がありません。
初代の鐘は、安珍と清姫事件で焼かれ、2代目の鐘は、天正13年(1585年)敦賀攻めで持ち去られ、
その2年後に、京都の妙満寺に奉納されたそう。
その2代目を大切に思う一心で、3代目を作る事をやめた。らしい。
安珍塚は、安珍と釣鐘を葬った場所。
安珍と清姫の物語、ここに書くのはやめましょう。ネタバレですものね。
戦国時代、道成寺は『塔は無く、礎石ばかりなり』と記されていたそうな。
そんな中、なかなか心柱に使える良い木が見つからない。
そして、道成寺から20キロ程離れた妙見神社の御神木のヒノキを発見。
住職さんが頼み込み、御神木を懐に抱く三重塔が出来上がったのです。
ご本尊は大日如来。 神様と仏様のお導きを示す塔。
さて、次回2038年の御開帳。
この秘仏の御開帳に、かけがえのない大切な人と参ると、
次の御開帳にも一緒にお参りが出来ると言われているそうです。
一緒に行きたい。と、言葉をかけるだけで一人でのお参りだとしても
一緒に行ったと心の絆を深めてくれる秘仏だそうです。素晴らしい
天音山 道成寺
和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
TEL 0738-22-0543
さあさ、まだまだバスの集合時間まで間があるようです。
お土産物屋さんでも覗きに行きましょう。