ものすごく俗っぽい言い方で申し訳ないんだけど、とにかく泣けます。私が初めて読んだ重松さんの作品は『舞姫通信』でしたが、重松さんの作品って、死をテーマにしたものが多い気がします。まず最初に、主人公の、「死にたいってわけじゃないけど、もう死んじゃってもいいかなって感じ」が、あ~わかる~、って思った。私にもそういう時があったから。
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ところで、さっそく『流星ワゴン』を昨日購入してきました。私にとって、きてぃさんは良い意味での「重松清」指南役なので、素直に従っています〔笑〕とは言え、余り、主体性が無いと思われるのも嫌なので、一緒に幻のデビュー作と言われている『ビフォア・ラン』も買ってきました。いずれにしても、「とにかく泣けます」というあたりに大いに期待しています〔笑〕おいおい『舞姫通信』にも手を広げていこうと計画していますよ。
昼休みとか、夕食後の時間を利用して、集中的に読んでいます。
まだ、途中だから、全体的なことには言及できないけど、小説自体の「設定」がなかなか面白いという印象を持ちましたね。しかも、『流星ワゴン』の主人公は『フジミ荘奇譚』の主人公のように、「人生の失敗者」のようで、これから一体どういう展開を見せるのだろうという興味を引きます。やはり、小説は単純な成功者の話よりも、色々な難局に遭遇しながらも、そうした状況をどう乗り越えていくのだろうかというプロットのほうが面白いですよね。
「死んじゃってもいいかなあ、もう…」という主人公の気分にもどこか共感するものも感じるし…。いずれにしても、今後の展開が楽しみですよ。
テンプレートを変えましたね。実はこのテンプレートは私がgooブログを始めたときに使用した記憶があります。何か懐かしい。これから夏を迎えるに当って、季節感溢れる感じが出ていて良いですね。
ところで、おかげさまで無事『流星ワゴン』を読み終えることが出来ました。1回読んだだけでは判らないところがあったので、2度読ませてもらいました。拙い感想文を4回に分けて書いてみたので、暇があったら後で読んでみて下さい。
場面によっては、涙腺がゆるんだところがあったけど、色々と考えさせられた作品でした。重松文学の魅力に益々、はまりそうです。これもそれも、元はと言えば、きてぃさんとの縁があったればこそと心より感謝しています。
きてぃさん、ありがとう。