HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

SINGLE TRACK プロローグ

2018-02-25 21:00:18 | 製作
民間型タクティカルサバイバルナイフという位置付けから奈月はなましたバックカントリーというカテゴリー。
打撃用途を中心におきつつ、移動の時には邪魔にならないというコンセプトでシリーズ展開を目指しています。
単品としては、そこそこ作っていますが、レギュラーモデルとしてはTRAIL--STD(それもまだ1本)があるだけというトホホな状況。
そのトレイルのちょこっと長くしたモノが形になりつつあります。
まだ鉄板ですが・・・

私物のTRAIL-プロトタイプ2型/5インチブレード、4インチハンドル(STDは4.5インチ)
最初は5.5インチブレードでデザインしていましたが、別で6インチモデルの計画を立てたので5インチ化。
5インチにすることで移動重視のコンパクトモデルになりました。
ある程度の打撃能力は確保してあります。
それに関しては昨年の夏にテストを行って確認してあります。


ただし、トレイルをそのまま長くしたところで打撃力が大きな上がる事はビミョーです。
経験上軽すぎる予感・・・
さて、どうするか?そのまま長くするのは断念、より打撃力が望める形状を模索しました。
マレーシアのジャングル刀、パラン(PRANG)を6インチ化したモノです。
通常イメージするサイズ(16インチくらい)より半分以下のサイズなので使い易くなっているかと思います。



ちょっと怪しい形にしました・・・強く握らない、指に引っ掛かる形を狙ったモノです。

ハンドルは4.5インチ。
やや短いかと思われるかもしれませんが、こんな形をため親指を乗せても前に余裕があるので、短い感は無いかと。
ただ、この個体が出来上がってからも変更するところもあるので、長さも変わる可能性があります。
製作途中なので、ギザギザが付いておりませんが、スベリ止めを入れる予定です。


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BackCountry TRAIL-SP

2018-02-18 21:04:24 | バックカントリー


まず告知です。
4月14、15日に開催されるサクラブレードショウに出展する予定です。
さて、出展する・・・ほとんどがオーダーされたモノなので自主製作品は少ないですが・・・その内の1本が今回のTRAIL-(ショウ)SPになります。
昨年末にバランスが取れたので、L.E.M.S.Sにて展示していたレギュラーモデル=STDのサクラブレードショウモデルという事になります。



〈ブレード〉
●5.5mm厚、130mm長、SKD-11/ミクロデント処理
●フルフラットグラインド
STD、私物のProto2はセミスキナー風ブレードになっていますが、コレはロングクリップのボウイ風。
クリップポイントは1号プロトタイプ以来、久しぶりです。
ブレードのスベリ止めは小ギザギザにしました。
●ゴミが溜まりにくい
●縦(前後)に対してのスベリ止め
●そもそもショウSP
という理由です。




〈ハンドル〉
●105mm長/ブラックリネンマイカルタ
STD115mmに対して105mmのショートハンドル。
短いハンドルも少なからず支持があるもので、ボツにするのもアレなので、ショウSPとして使っていきます。
この個体としては
●浅いシングルフィンガーグルーヴ
●STDと違うデザインの尻
という特徴を持たせました・・・ショウSPなので。




〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
私のオーソドックスなシーススタイルとしてクロスドローポジションにしてあります。
このスタイルはシースを斜めに装着する事で
●抜き易さを狙った
●しゃがんだ時にハンドルが腹に当たりにくい
という理由からです。
短いハンドルと共に、狙った特徴が生かされたモノになっているかと思います。


〈あとがき〉
私物のトレイルのショートハンドルが個人的にも都合がよく、ショウモデルとして作りました。
バージョンアップしているので使い易いハズです。
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C.Q.D-STD CUSTOM

2018-02-11 21:06:03 | タクティカル


久しぶりのレギュラーモデル、C.Q.D-STDであります。
レギュラーモデルなので、割と作っています。
あまり同じモノばかり紹介してもなんだかなぁ~とか思いまして、しばらくスルーしていました。
とあるショップからハンドルのスベリ止めをハンドル材と共に削ってほしいと相談されまして、作ってみました。
今回のC.Q.Dは、STDからの部分的なカスタムオーダーの例として紹介しようという魂胆です。
久しぶりの紹介なので、ついでに基本コンセプトと共に紹介しようと思います。



〈ブレード〉
●4.5mm厚、115mm長、SKD-11/ミクロデント処理
●ホローグラインド
ブレードはSTDそのままです。
長さ、形状はコンバット/ユーティリティー(以前はファイティングユーティリティーと記しています)として考えています。
ファイティング:ユーティリティー比率は50:50のニュートラル(自称)な設定。
コンシールド性も考えていますが、使いやすさを優先してフルサイズ設定にしてあります。




〈ハンドル〉
●115mm長/ブラックG-10
3.0mm厚の板ハンドルを使用。
板ハンドルの利点は薄い事にあります。
何らかの理由で握れない場合、“はさんで持つ”などの応用がききやすいというのが1つ。
ハンドルが薄ければスペースをとらず収納やコンシールドキャリーに有利になります。
今回の目玉、スベリ止め。
基本はハンドル材はけずりません。
横向きのスベリ止めが目的なのです。
今回のは
●縦(前)方向へのスベリ止め
●埃やゴミがたまらない
という目的になっています。



〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
写真をミスり少ないですが・・・
カイデックスの利点は
●軽い
●硬度が高い・・・ブレードで破れない
●水分などで汚れない
というのがあるかと。
テックロックを縦付けにする事で、装着時や収納時にスペースをとらないようにしてあります。


〈あとがき〉
ご無沙汰のC.Q.Dです。
ちょこっとカスタムとして紹介しましたが、レギュラー化するかは未定で、しばらくはオーダー仕様に留めようと考えています。
より有利な改善策と判断した場合はありかと思いますが・・・
ボルトがシルバーなのは、コーティング済みが不足しまして・・・凡ミスです。
本来の仕上がりはオールブラックになります。


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HIKER 2

2018-02-04 21:06:25 | ブッシュクラフト


ちょうど1年前に紹介したBUSH CRAFT 4.5 SPというナイフがあります。
レギュラーモデルであるHIKERのモデルチェンジ版として作っていたモノでしたが、4.5mm厚のハズが・・・なぜか5.5mm厚だったりと、不思議な現象が起こっていたので、急遽ショウSPに変更した経緯がありました。
1年経った今回、今度こそ改訂版のHIKER 2となります。



〈ブレード〉
●4.5mm厚、115mm長、SKD-11/ミクロデント処理
●フルハイトフラットグラインド
旧モデルからのキープコンセプトで、ほとんどサイズ変更はありません。
今回のヤツはフルフラットなのでスライサーとしての機能を優先したバージョン(コレが基本)となります。
バランスはハンドル寄りに感じる重心です。
私個人としてはブレード寄りの重心が好みですが
●そうでない場合が多い
という判断からです。



〈ハンドル〉
●115mm長/ブラック(ブラウン)リネンマイカルタ
旧モデルはシシャモハンドルと名付けたピーキーなハンドルデザインとなっていました・・・当時は普通っぽくしたつもりではありました。
●もっと普通っぽくした
ここでいう普通っぽいは、直感的に使いやすそうだと感じるスタイルを指します。




〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
●垂直付け
HIKERはモダナイズドブッシュクラフトともいえる合理性を目指したモデルなので、機能優先という観点からカイデックスシースを採用。
合理性とは、素材の選定、運用方法・・・とかをサバイバル状況下での高耐久性や使いやすさを考えたものです。
高効率という方が的確かも。
L.E.M.S.Sにおける“タクティカルな”ブッシュクラフトとも。
ブレードがブラックコーティングなのも、その有利性からでもあります。





〈あとがき〉
なんとか形になった新型ではあります。
意図的に地味なスタイルをしておりますが、ややハードめに使っても(振り回すとか)大丈夫かと思います・・・ハズです。
また、以前紹介したMINI-BUSHとサイズ比較をしてみました。
MINI-BUSHサイズのラインナップも計画中で、サイズからの特性の使い分けが出来れば、より合理性が見えるようになるかもしれません。

※あとで写真見直したら、ハンドル模様、カイデックスのテクスチャーが凄く荒い感じに写っていますが、普通に仕上がっています。

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