HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」からの続きもシーズン3になっちゃいました!

嚇奕たる異端

2015-12-27 20:45:15 | ブッシュクラフト
タクティカルナイフの定義を考えながら試してみました。
これは軍歴の無い私が軍用ナイフ(基本的に)の進化、延長であるタクティカルナイフを作るにあたり、本物になり得るか?の様なモノで終わるのか?という問題に関わって来るので追究は必然となります。
最終的判断は見た人という事になりますが・・・
定義を意識しつつ今回はブッシュクラフトナイフを紹介したいと思います。



ブッシュクラフト・・・フィンランド発祥とも言われるアウトドア生活術で、自然との共存を古典的なネイティブの考え方や理論にて実践する。
だいたいこんな感じかと。
近年、世界的に広がり、国や地方、環境ごとの技術がある事を考えると、いろいろ有ってもいいかとも考えています。
私が“本家アメリカ”というのは多様性の部分です。
さて、今回紹介するナイフはオーソドックスなシルエット(のつもり)に所々異端を散りばめてみました。


〈ブレード〉
●4.5mm厚、115mm長、SKD-11/酸化処理
ランドール風のグラインドを試しました。
ホローグラインドからのコンベックス風にしています。
小刃付け。
このタイプはグラインドのラインがモノに引っ掛かるとされていますが
●刃に重量を持たせる
●バトニングは角で無理やり割る
●肉(大型獣)は獲れると考えていない・・・ハンティングナイフではない
というコンセプトです。




〈ハンドル〉
●グリーンリネンマイカルタ
ハンドルはオーソドックスな範疇かと。
ボルト、滑り止めは私流。
ケツ出てます。




〈シース〉
●カイデックス/火打石ホルダー付
オーソドックスかつナウい仕様。
ブッシュクラフトで進化した部分がコレかと。


〈まとめ〉
ブッシュクラフトは個人の自然に対するアプローチが主な部分になると思いますので、ナイフにどれだけ反映出来るかは分からないというのが本音です。
今のところ
●コンパクトなサバイバルナイフ・・・太い木はオノ、ノコギリを使う
●主として小作業、スライス(叩くナイフではない)
●コジる強度は欲しい
●進化すべきナイフである
●刃側に重心があった方がいいんじゃないかなぁ
というのが今、私の考えつくところです。






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Delta-1 “ASSAULT”

2015-12-20 20:39:23 | タクティカル



タクティカルナイフの定義を考えつつ民間行事タクティカル(サバイバルキャンプ、被災用とか)ナイフ=バックカントリーナイフの可能性を模索しています。
バックカントリーというカテゴリーナイフは私が謳っているだけなので、他のビルダーには通用しないので注意して下さい。
さて前回、民事タクティカルとしてバックカントリーボウイを紹介したしたが、ソレのタクティカル化モデルを同サイズで作っていました。
両者の違いは
●対人戦闘を意識しているか
です。
古典的ミリタリーファイティングナイフを基とするシリーズで“C-1 CHOP“からの第2弾としてベトナム戦時のファイティング/サバイバルナイフSOGをベースとしました。
かなりアレンジしてありますが・・・
イメージはLong.Range.Reconnaissance.Patrol=長距離強行偵察部隊。
MACV-SOGはCIA主導による非公認作戦を行っていました。
L.R.R.Pもその一環でしたが、その戦果が大きく、一般部隊からもスゴ腕志願者を集め、グリンベレーが設置したリーコンドースクールで訓練を行います。
これはLong.Range.patrolと呼ばれました。
L.R.R.PはCIA主導の非公認チームで、L.R.Pは一般兵を訓練した軍公認の違いです。
やる事同じ。
ジャングル戦エキスパートはカモフラージュの着用を許され“いろつき”と呼ばれます。
そんな“いろつき野郎”に送るこのナイフは・・・



〈ブレード〉
●6.5mm厚、155mm長、SKD-11/レイデント処理
バックカントリーと比べ先端が尖っています・・・ファイティングナイフなんで。




〈ハンドル〉
●ブラックリネンマイカルタ
ケツも尖ってます。
バックカントリーはハンマー的に叩く仕様ですが、コレはスカルクラッシャー。
クラッシャーの凹はインヂケーター。
暗闇で親指をあてると刃の向きが分かる様になってます。
暗闇では感覚が鈍るのでチェック箇所は多い方が良いかと。



〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
生い立ちからレザーシースも似合いそうですが、やはりタクティカル化モデルとしてカイデックスシースかと。
イメージだけでなくジャングルでは泥、水気対策が重要になります。

〈まとめ〉
L.E.M.S.S-P2に向けてタクティカル、バックカントリーというナイフを作るだけでなく
●タクティカルナイフの定義を違う視点から考える
という作業も試してみました。
今後も何か試していきますのでお付き合いの程を・・・
それから、この場における対人戦闘とはファンタジーですので戦闘ナイフもファンタジーとして扱って頂ければ幸いです。






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L.E.M.S.S-P2・・・3

2015-12-13 20:48:32 | ナイフショウ
カンファレンス「タクティカルナイフの定義」を垣間見て。
日本でタクティカルナイフが紹介されたのは2000年前後で、スペシャリストが使う戦闘ナイフというモノでした。
切る、突くだけでなくバールの様にコジれるベビーデューティーなナイフです。
切削痕の残る無愛想なナイフは賛否両論でした。
さらに10程前の1990年初頭、湾岸戦争で使われ始めた(テレビのニュースでも見られる様になった)装備のモジュラーシステムの一部であるというのが私の考えの基本となります。
その後のアフガン紛争、イラク戦争を経てモジュラーシステム、
ナイフも進化して今に至りますが、一般兵として戦闘を経験したビルダーが製作する“戦闘用以外に使うユーティリティーナイフ”もタクティカルナイフとして紹介される様になってます。
多様化したタクティカルナイフは消防隊やセキュリティ分野にも浸透し
●もはや戦闘ナイフの事ではない
というのが会場の一致した意見だったと思います。
他にも
●経験から出来上がったスタイル
●新素材の使用と特性を生かした革新的なスタイル
●専門的に区分けされている・・・専用設計
といった意見が出ています。








〈アウトドアユースにおける戦術的仕様の追究〉
軍用ナイフとして発展してきたタクティカルナイフですが
●P.M.Cの台頭
●アウトドアメーカーのミリタリーライン製造
など時代として考えると軍と民との境界線は曖昧になってます。
さて、私が会場でも例として持ち出したのが“バックカントリーボウイ6インチ”・・・実はこの為に作りました。
前述のモジュラー対応のビバーグ(サバイバル的なキャンプ)ナイフとして考えています。
会場ででた意見と合致するところもありますが、今のところ説得力があるかは分かりません。
タクティカルナイフの可能性を考えるには私には十分な課題かと。

〈まとまらないまとめ.〉
哲学的な話はまとまらないのは皆さん分かっていました。
●定義を定める必要はあるのか?
●個人的な価値基準で良いのでは?
という意見も出ていますが、会場にいる人達が時間を共有し、考えながらショウを変えていくのも貴重なのではないかと思います。
タクティカルナイフのショウだけでなく“タクティカルなショウ”になると面白いかと。
ショウ終了後に出展者側の感想
●意外にまとまったね!もっとダメかと思った
次回もチャンスがあれば幸いです。
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L.E.M.S.S-P2・・・2

2015-12-06 20:16:02 | ナイフショウ
L.E.M.S.Sでの2つのイベントとしてカンファレンスとコンテストがありました。
順を追うならば、カンファレンスから入るべきかと思いますが、今回はコンテストに出展した“BACKCOUNTRY WOODSMAN”を紹介します。
コレは既に手元に残っていないので後日談的な紹介になります。
コンテストの条件は前回記してありますので参照して下さい。
で、私が考えたモノとは・・・


基本的に叩く用に作ったモノです。
ブレード長が決められているので肉厚と幅で重量を持たせる事にしました。
幅には別の意味合いも含みます。



〈ブレード〉
●6.5mm厚、120mm長、SKD-11/レイデント処理
ブレードを利用するのに3つの利用法を考えました。
●枝打ちには先端部を利用する
●セカンドポイント・・・竹、木を縦に割る場合、地面に置いてバトニングによりセカンドポイントを食い込ませ割る
●バックカントリー全体に幅を持たせていますが、地面が土の場合は自分が産み出したウン◯を埋める穴をを掘る

サバイバルにおいて割りと衛生面は取り上げられませんが、大事です。



〈ハンドル〉
●130mm長、ブラックリネンマイカルタ
ここにも3つの利用法があり
ハンドル前半を持つ・・・細かい作業に
●ハンドル後半を持つ・・・ハンドルの横のエグリが指かけとなり力を掛かりやすくする
●ハンドルエンド部を握り込む・・・サイズを最大限に利用
●タングが出ているのでコンコンやれます




〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様/火打石ホルダー付
フィールドに行く前に調整(太さチェック)が必要ですが、オーソドックスな方法です。
落下防止はナイロンストラップを考えていましたが、結果的にガッチリ止まるのでそのままです。


〈失敗〉
コンテストをするにあたり決めた事がありました。
●売っちゃおうぜ!
出展者全員だと思いますが、説明で手一杯となり、気が回らなかった・・・しまった・・・



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