丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(02/26-03/02)  02/24記入

2018-02-24 12:38:02 | 2017年3月~2021年7月
  2018/2/26 から   2018/3/2         記入日 2018/2/24
1.来週の見通し
  ドル/円   105.00 108.00  
    今の市場の感心は、金利動向で米国長期金利の動きとFRBの金利政策への思惑に右往左往しているが、注目すべきはそのFRBの政策を左右する経済指標であろう、CPI・PPI等の物価指数、雇用統計での賃金にインフレが反映されてくるのか今後注目する必要が大きい。インフレとなっても日銀と違い厳格な通貨供給量の管理を歴史的にも(例外となった一時期を除いて)行ってこなかったFRBは、今回も(従来と違って共和党政権ではあるが)インフレには後手に回る可能性が高いのではないか、インフレが本格化すれば、政策金利の上昇だけではとても抑えられない。物価指標には十分な注意が必要である。マネーという面でも為替リスクを負った円調達が一般的になって円相場に影響を与える可能性もあるので、円については一方的なドル安とは限らない。また、五輪後の半島情勢 特に(朝韓でなく)米中の軍事行動をめぐる国際情勢には警戒が必要だ。
   
   
   
   
   
   
   
   
  ユーロ/円   130.00 134.00  
    ドイツ大連立がSPD党員による投票でようやく本決まりとなりそうだが、投票は3/2締め切りで3/4に結果発表となる。無難に成立することを祈りたいがSPD内のゴタゴタは連立が成立してからも続く可能性は高く、求心力が格段に低下したメルケル政権の将来は暗い。再選挙に打って出ればAfDに負ける可能性も高く、それがために大連立となるだろうと予想されているのであるが、投票で連立が不成立となった場合の混乱は大きくなるであろう。中国の一帯一路・爆買いで景気が上向いた欧州ではあるが、さらに深刻化するシリア・中東情勢を背景に難民を積極的に受け入れたドイツは、ゲルマン大移動以来の歴史的危機を迎えているのかもしれない。
   
   
   
   
   
   
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 先週の動き

    先週は 週央にFOMC議事録が発表され、米長期金利が上昇、3%目前までいったあと週末には2.85%近辺にまで低下した。円金利は米金利上昇局面でも落ち着いており、週末にかけては米金利低下に歩調をあわせるように低下し0.05%を切る水準で越週となった。 先週は円相場は週央円安 週末には円高に戻る展開であったが、対ドルでは108円近辺まで円安となったあと、106円近辺での越週。対ユーロでは133円近辺まで円安となったあと、131円近辺での越週となった。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

 

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格納レポート
    180224__00来週の予想
    180224__01相場を考える.(長期的な経済・政治情勢、および、為替・株(日経/NYKダウ)のチャート分析です)
    180224__02先週の動き
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    20180219_23_経済指標実績
    20180217_23_一週間分日経メール
    20180226_02_経済指標来週の予定
    20180226_02_外交安保-時事国際_来週の予定
    みずほ銀行 「外国為替ダイジェスト」       180219~180223  (本邦祝日は休刊)
    三菱UFJ銀行 Daily Market Report   180219~180223


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