平太郎独白録

国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し、独自の歴史観で語ります。

ALWAYS 駅前三丁目の夕陽8 寂しい暗さに蔭が匂う。

2007年01月13日 | 社会全般
親愛なるアッティクスへ

昨日の続きです。

その「イキのいい奴」というドラマですが、こちらも同じく、平太郎独白録 「古き良き「ザ・ヒットパレード」に想う、寂しい暗さに蔭が匂う。」の中で、このドラマの舞台となった昭和20年代の寿司屋について、「このときの店内が、今と違ってあまり、明るくない。確かに、当時の寿司屋は、柔らかい暗さなんかじゃなく、何だか、痛いような、ヒリヒリするような暗さ・・・だった」と申し上げましたが、覚えておられますでしょうか?



(↑私の密かなお気に入りの店です。知る人ぞ知る・・・って感じの名店なんでしょうが、むしろ、私にとっては、今や、「唯一」と言ってもいいくらいに少なくなった昭和三十年代の香りを残す店なんですけどね。)

で、先日、いつも昼飯を食いに行く定食屋に行った折、改めて周りを見渡したのですが、暗いと言えば暗いけど、何だか、その頃と違って、同じ暗さでも、「明るい暗さ」なんですよね。
「明るい暗さ」というのも、少々、変な表現ですけど、とにかく、あの、寂しい、ツーンと来るような暗さじゃないんですよ。

ひとつには、テレビがあるからかな・・・とも思ったんですが、でも、あの「イキのいい奴」の辰巳鮨にテレビを置いても、やはり、こういう明るい暗さにはならないような気がするんですよ。
で、その場面が、冬の場面でしたので、あ、空調設備充実ぶりの違いか・・・とも思ったんですが、じゃあ、今の小料理屋などで冷暖房がなかったら、ああいう、暗さになるかと言えば、それもまた、少し違うような気がします。

と、偉そうなことを言ってますが、別に、私も当時の寿司屋を知っているわけではないんですけどね(笑)。
少なくとも、子供の頃に、親から寿司屋に連れて行ってもらったという記憶はありませんから。
まあ、当然と言えば、当然だったのでしょうが、当時は回転寿司なんてありませんでしたからねぇ・・・。
(ちなみに、私が子供の頃は、ごちそうと言えばホルモンでした(笑)。博多の下町では、なぜか、ホルモンのことを「とんちゃん」と呼びます。当時、我々にとっては、「とんちゃん」が最高の御馳走でしたね・・・。)
それでも、まあ、小料理屋などには足を踏み入れたことがあったんでしょうね。
殺風景な・・・、まったくもって、そんな感じが記憶にあります。

その「イキのいい奴」ですが、面白いことに、このドラマも回を重ねるに連れて・・・、特に、「続・イキのいい奴」最終回ともなると、店も人も同じ設定なんでしょうが妙に明るいんですよ。
まるで、世の中全体が明るいような・・・。
(この辺は、よろしければ、こちらをご参照下さい。→平太郎独白録 「心配する側の世代は心配される側の世代的、祝、抜糸!」

確かに、私の子供の頃、世の中には、何か、そんな雰囲気がありましたね。
想えば、ちょうど時代的にも符合するようですが、当家でも私が生まれる前後くらいで、独り立ちラッシュがあったようです。
それまでたくさん同居していた祖父の弟子や職人たち(つまり、父の弟デシたち)が、相次いで当家を出て行ったようです。
まあ、父が結婚したということもあったのでしょうが、やはり、皆、「自分たちの未来は明るい・・・」と感じていたということではなかったでしょうか。

そんな、人々の活き活きとした、笑顔に満ち満ちていたような時代がのぞかせる、どこかにがあるような・・・、時折、のぞかせる底意地の悪いような暗さ・・・。
CGが描き切れていないのは、その「蔭」なのかもしれませんね・・・。

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ジャンル:
コラム
キーワード
イキのいい奴 ザ・ヒットパレード
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