平方録

身辺をつれずれに

立夏である 短パンである

2017-05-06 06:12:53 | 随筆
さすがに「立夏」を迎えただけのことはある。
昨日の子どもの日は今年の大型連休中でも一番いいお天気になった。
風も強くなく、まさに薫風が頬を撫でる感じだったし、気温も20度そこそこから24、5度へと一気に上昇し、ようやく初夏らしくなってきた。
で、ボクの体内モードも突如スイッチが切り替わったようで、冬型から一気に夏型へと移行したのだ。

恥ずかしながら4日までは下着こそ半そでに変えてはいたが、シャツは冬場に愛用していた長そでのままだったし、時にはウルトラライトダウンのベストを着て、さらにその上に薄手のパーカーまで着込んでいたんである。
さすがに足元は暖パンではなく、ふつうのGパンである。

それが昨日は朝ごはんを食べ終えると、やおらすべてを脱ぎ捨て、パンツ1丁になったところで半そでのポロシャツ1枚と短パンに履き替えたのだ。
そう、この姿こそボクが最も好む「夏スタイル」であり、ボクの〝夏の制服〟と言ってよいお気に入りの格好なんである。
誰が何と言ったって北風が吹き始めるまで、この格好で過ごすんである。
まだ朝晩は気温が下がるが、昨夜はパーカーを羽織っただけで通したのだ。いい季節になってきたものである。

気温が上がってきたわけだが、海辺では少々異変が起きていた。
赤潮の発生である。
昨日、用事は全くなかったのだが、パトロールを兼ねて国道134号の滑川交差点から小動岬まで走ってみたが、海は赤みを帯びたピンク色に染まり、真っ青な空と異様な対照を見せていた。

例年、大型連休のころから人が水に親しむようになると、決まって表れる現象で、プランクトンの大量発生によっておこる現象である。
大量発生の原因は気温上昇だけでなく、富栄養化とか複雑な要因が組み合わさって引き起こされるようだが、どう見たって尋常ならざる景色なのは間違いない。

由比ガ浜辺りから稲村ケ崎にかけてべっとりとした赤潮が漂っていて、それでも〝血の海〟にサーファーが繰り出して波を待っていたが、気持ちが悪くないんだろうかと他人事ながら心配になる。
ボクだったら御免だね。赤潮の海水に顔をつけるなんてまっぴらだね。
夜光虫が混じっていると夜は幻想的に光るんだけど、昼間の光景を見ていると素直には喜べない気がするのだ。

でも、この水温の上昇は不漁が続いているシラスの発生をも促すんである。
赤潮が見られるようになると、沿岸のシラス漁もようやく漁獲量が上向いてくるのだ。
待ち焦がれたわれわれの口にも、地場産のシラスとして届く日も近そうである。
生シラスを食える日が近づいてきているのだ。日本酒を用意しなければ。出番なのだ。

ところで134号のパトロールにはそれなりの時間がしっかりかかった。
この道路は休日には駐車場と化す有名な道路で、古都を見物し、海沿いを走ろうという観光客の車で大渋滞を引き起こすんである。
それでもお構いなしに人はやってくるのだ。渋滞を楽しむかのように…

昨日は滑川から小動岬まで50分超を費やした。
これはなかなかのもので「ディス イズ ジュータイ」と誇ってもいいのではないか。それくらい〝しっかりした〟お手本のような渋滞だったのだ。
お手本と言ったって真似なんかしたくもないだろうけどね。
この日の車での観光客は嫌というほどじっくりと海を眺めることができたろうから、大満足だったんじゃないか。
せっかく来てくれるのだから満足して帰ってもらわなければね。

恋人たちにはピューッと通り過ぎちゃうより、お気に入りの音楽でもかけて、海を眺めながら2人だけの世界に浸っていられる方がいいに決まっている。
だから駐車場と化していても、だれもイラついているようには見えないんである。
大型連休中の七不思議——と言ってもよいのだ。

ん? 後の6つ? それは追々、ね。



わが家のネモフィラ


開き切ってなお散らないチューリップ


1月から咲いている2階のベランダの花々はだいぶお疲れ気味である






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