平方録

身辺をつれずれに

えっ! もう秋の虫の音が…

2017-07-12 06:38:56 | 随筆
いったいどうなっちゃってるんだ?

何がって、梅雨も明けきらないのに、セミだってまだロクに聞いてもいないのに、夜のとばりがおり始め、夕食を食べていると庭の片隅から秋の虫がコロコロと寂しげな音色を奏で始めたんである。
たぶんコオロギの鳴き声だと思うのだ。毎年秋風が立つと聞こえてくるから間違いないと思う。

ここ3日間は確かに良く晴れた。
晴れたから日中の温度はずいぶんと上昇した。
ボクの住むところは関東の南の端で、しかも海沿いだから夏でも海風さえ吹けば、日なたにいさえしなければ案外しのぎやすいのだが、同じ関東でも昨日は37度を超えたところもあるようで、暑さだけは夏本番なようである。
ただ朝晩はたまたまかもしれないが風が吹くので涼しい。

気象庁が寝ぼけているか、慎重で梅雨明け宣言を出さないのかと思いきや、そうでもなさそうなのだ。
「観天望気」という単語に出会うとボクはなぜかクラクラし、ワクワクもするのは、楽しい楽しい夏休みの代名詞的な言葉だからなのだが、そのボクの観天望気の結果でも、やはり梅雨明けを宣言するにはまだ条件が整っていないように思える。
よって現段階では気象庁に同意するものである、なぁ~んちゃって。

というのもまず第一に空の抜け方が今一つ物足りないのだ。
早い話が、日本の夏を演出するのは太平洋高気圧なのだが、未だ不在だということである。
梅雨が明けるということはとりもなおさず、太平洋高気圧のもたらす抜けるような真っ青な空が広がるということに加えて、それが安定的に続くということなのだが、それとは明らかに違う空が広がっているんである。

昨日久しぶりに東京湾に面した温泉施設まで行って真っ昼間から露天の湯に浸ってきたが、この時期にしては珍しく視界が良くて、5、60キロ離れているはずの東京スカイツリーが見えるほどだったのだが、如何せん空が抜けていない。
視界に入る雲は上昇気流によってできる夏特有のモクモクと張りのある、生き生きした力強い雲とは違っていて、やはり梅雨時のじめっとした空気を吸って、ずるんとした雲ばかりなのだ。
ただ日差しそのものは太陽がすでに北回帰線に達しているのだから、雲がさえぎらなければ強い光を地上に送ってくる。それが37度超の要因のひとつである。

日曜日に円覚寺からの帰り道、セミの声を聞いたが、気の早い奴はどこの世界にもいるもので鳴き声を聞いたのはそれ1匹だけである。
わが家は例年沸くがごとくセミが誕生し、庭のあちこちに空蝉が現れるが、もちろん今年はまだである。
そんな中でのコオロギ? 秋の虫の鳴き声という訳なのだ。

九州の豪雨禍はいつまで続くのだろう。
屈曲したり途切れていたり、梅雨前線の停滞の仕方からして今年は変なのだ。季節外れの豆台風がやってきて梅雨前線を吹き飛ばしてくれると思ったが、それもまったくの期待外れだった。
ちょっと明るいニュースは、報道各社が実施した内閣支持率調査でアベなんちゃら内閣の支持率が軒並み30%台に落ち込んでいることだ。

それはそれで大変健全な判断だと思うのだが、問題は受け皿である。都議会議員選挙の結果を受けた翌日、さぁ受け皿づくりだ! と指摘したつもりだが、現状では受け皿がないことも調査は示している。
そこなんだよな。また同じ鞘に収まるんじゃあなんにもならない。その恐れは小さくないんだと思わざるを得ないのが情けない。

ならばせめて「共謀罪」が施行された梅雨も明けきらない日の夕暮れに秋の虫の音を聞いたのだ、ということは忘れないでおこうと思う。





観音崎から東の房総半島方面を見ると空は抜けているように見えるが、その他の方角の空はこれほどではない。おまけに雲の形が悪いし、はるかかなたまで続いているように見える。真夏が近いのは確かだが…


ひと風呂浴びた後に立ち寄ったすし屋の地魚すし。左下から時計回りにカマス、スズキ、毘沙門イナダ、メトイカと真ん中はイワシ。これに洗面器のような大きなお椀に入ったアラ入りの味噌汁がついて1026円。抜群のおいしさという訳にはいかないが、何はともあれ新鮮なのが取り柄。たまにびっくりするくらいおいしいのが混じっていることも。この日はスズキとイワシが美味しかった。
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