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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
『東急大井町線高架下立ち退き』『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』

未来派左翼下巻の書評

2016年10月19日 | 東急リバブル東急不動産だまし売り
#FJネクスト不買運動 #FJネクスト迷惑電話 #ガーラ・グランディ木場不買
マンション投資で年金対策は妄想だから無理である。

ネグリ『未来派左翼下巻』は上巻と同様に対話形式で進む。世界各地の比較的新しい左翼の動きを一定評価しながらも限界を辛辣に指摘する。私は逆に本書を読んで左翼の未来に悲観的になってしまった。
たとえば本書は左翼側が土地の家族所有への信仰を有していることを限界ととらえ、土地所有制度の構造的転換を志向する。しかし、現実問題として土地の私所有権は大資本の開発に対する障害になる。強制的な土地買収への抵抗の拠り所になる。
これは日本において特に問題になる。日本の一番の問題は滅私奉公的な発想が残っていることである。個人の利益よりも集団の利益を優先する全体主義が残っていることである。その右翼的な滅私奉公に対し、左翼的な「一人は皆のために」思想は対抗軸にならず、逆に全体主義を強化する発想となりかねない。古い保守と古い革新が同じ守旧派に映るのは、このためである。
これは観念的な思考実験にとどまらない現実的な問題である。現代ではブラックバイトが社会問題になっている。私のようなロスジェネ世代は世代間不公正の犠牲者であるが、ブラックバイトは起こりにくい問題と胸を張ることができる。不当な条件のバイトはバックレてしまう意識があるためである。それだけの個人主義精神は有している。ブラックバイトはロスジェネ世代よりも下の世代に固有の特徴を感じる。ブラックバイトでもバックレないで続けるところには公共心や集団に対する責任など道徳教育の影響を感じる。そこに左翼的な連帯の精神を持ち込んでも逆に事態を悪化させるだけではないか。
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