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“男のためのガーデニング”改め

御朱印蒐集~大津市 比叡山延暦寺 横川 元三大師堂~

2016-12-24 17:07:07 | 御朱印蒐集
 比叡山延暦寺の横川エリアは見所の多い場所で、横川中堂・恵心堂の他にも興味深い堂宇がありました。
それは、元三大師という異色の高僧を祀る四季講堂という堂宇のことになります。

四季講堂(元三大師堂)は第18代座主として19年間在職された慈恵大師・良源(元三大師)の住房であった定心房の跡をついでいる堂だとされています。
良源が天台座主についたのは966年とされており、火災などで荒廃していた堂宇を再建していった比叡山延暦寺の中興の祖といわれていますが、数々の伝説を持った異色の僧でもあるようです。

 

慈恵大師・良源こと元三大師は、「角(つの)大師」と呼ばれるように権化の人(仏や菩薩が衆生救済のため相手に応じていろいろな身体を現すこと)として強烈な霊力を持った僧として信仰されています。
また、おみくじの考案者としても有名で、四季講堂(元三大師堂)はおみくじ発祥の地ともされています。
元三大師信仰は、滋賀県の湖南三山の善水寺や良源の生誕地である長浜市虎姫の玉泉寺など県内に元三大師を祀った寺院がありますから、信仰深いものがあるのかと思われます。



この「角大師」のデザインはうまく作られているなぁと思いますが、最初にこの絵柄を考案された方は恐るべし才だと思います。
山門の右側の石碑には「おみくじ発祥之地」と彫られてあり、他にも「角大師」の画と由来の書かれた石碑がありました。



山門には額がかかっており「元三大師自讃文」とありますが、どういう意味が書かれているのでしょうかね。



元三大師堂は正式には「四季講堂」と呼ばれていますが、これは967年以降、春夏秋冬の4回に法華経の議論がされることが由来となっているようです。
現在の建物は江戸時代初期の1652年の建立になるようで、滋賀県指定文化財となっています。



堂内の須弥壇に数点の仏像が安置されていますが、内部が暗くてよく見ることが出来ませんでした。
一番右に安置された不動明王だけはよく見えましたので、線香を上げてしばし眺めていました。
外から“ドーン”という音が何度か聞こえてきましたが、これは屋根から雪が落ちる音。明王様のお告げかと勘違いしてしまいましたよ。



ところで話が前後しますが、横川エリアの入口近くにある「龍ヶ池弁財天女」には元三大師の逸話が残されているようです。
“昔この池に大蛇が住みつき村人達に害を与えていた。 これを聞いた元三大師が観音様の念力により祠に閉じ込めた。大蛇は弁天様のお使いとして龍神になり、訪れる人の道中安全と心願成就の助けをされている”と伝えられているそうです。



さて、四季講堂では「元三大師」の御朱印と「箸塚弁財天」の御朱印の2枚を頂くことが出来ましたので事後になりましたが「箸塚弁財天」にお参りにいきました。
「箸塚弁財天」は、西塔の「箕淵弁財天社」・東塔の「無動寺の弁財天」と共に「比叡山三弁財天」と呼ばれているそうです。



四季講堂と横川中堂の間の道中にも鐘楼がありました。
延暦寺には行く先々に鐘楼がありましたが、除夜の鐘や定刻に撞かれる時は各鐘楼で一斉に撞かれるのでしょうか。



横川エリアには「西国三十三所観音石仏」が道々の順路に沿って鎮座していました。
西国三十三所の各霊場の観音様の石仏で、他の寺院にもあるところがありますが、延暦寺にもあったとは知らなかった。
でも本格的な雪の季節にはほとんど雪の中に埋もれてしまうのかもしれませんね。



最後は、ドライブウェイから見た琵琶湖の姿です。
右の真ん中辺りに見えるのは琵琶湖大橋。左の真ん中辺りに見えるのは近江八幡市にある琵琶湖最大の島で有人島の沖島。
琵琶湖も南湖だと巾が狭いね。では琵琶湖大橋を渡って帰りましょう。  




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2 コメント

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Unknown (うさうさ)
2016-12-29 16:22:10
この黒い鬼の姿、見たことあります。魔を遠ざける変わった鬼ぐらいしか思ってなくて、たいして気にもとめてませんでしたが、元三大師様だったのですね。
大師自讃文、如意輪観音様の化身でもあり、悪魔を降伏させる鬼でもある、みたいな意味だそうです。2行目の文は、元三大師様の鬼の姿、降魔大師のお札に書かれている文と同じです。
元三大師様の御廟は、本人の希望により、京都から見て鬼門、横川エリアから見ても鬼門、鬼門中の鬼門にあるとか。死してもなお鬼門を守る鬼だということと関係あるかもしれないですね。
ハーツイースより (うさうささんへ)
2016-12-29 17:49:12
「自讚文」の意味を教えていただきありがとうございます。
元三大師様の御廟の話は全く知らなかったのですが、非常に興味深い話でした。
この日は御廟まで行ってはいないのですが、行く時は気合が必要そうですね。

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