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“男のためのガーデニング”改め

御朱印蒐集~大津市 比叡山延暦寺 東塔・国宝殿~

2016-12-20 18:42:22 | 御朱印蒐集
 延暦寺の東塔エリアを再訪したのは「国宝殿」を見るためでした。
不思議なもので半年前に東塔へ来たときには“ミュージアムで仏像を見る”ことに興味がなかったのに、半年ですっかり仏像ファンへの道を歩いてしまっています。

「国宝殿」には比叡山延暦寺に伝わる64件の国宝:重要文化財と数百点の寺宝があり、適宜入れ替えながら展示されています。
展示場所は何と3階まであり、平安~鎌倉期を中心とした多様な仏像を拝観することが出来ました。



せっかく東塔エリアまできましたので境内を歩いてみましたが、根本中堂は大改修の工事中でクレーン車や工事車両が並び、半年前とはすっかり様変わりしていました。
前回は偶然「恵心僧都1000年御遠忌」の法要が営まれていましたので特に印象に残っていたのかもしれませんが、この変わりようには驚きました。
大改修は今年から10年をかけて行われるそうですから、生まれ変わった根本中堂が見られるのは2026年以降ということになりそうです。



西塔エリアや横川エリアは静寂感がありますが、東塔エリアは参拝客が多く、年代の新しい堂宇や土産物屋があったりしますので観光化とまではいいませんが、かなり違いは感じます。
もう師走も半ば過ぎですから大晦日の除夜の鐘まであとわずか。少し早いけど鐘を突かせていただきました。



比叡山の山門にあたる文殊堂にも立ち寄ってみました。
文殊堂の中では急勾配の狭い梯子を登って上層へ上がるのですが、階段に付けられている滑り止めの木が土踏まずを刺激して痛いのは相変わらずです。



さて国宝殿には入館した瞬間から隙間なく並ぶ仏像群に目を奪われてしまいます。
織田信長の比叡山焼き討ちという惨事があったにも関わらず、よくこれだけのものが残っていると思います。
逆に焼き討ちがなかったらと考えると膨大な数の国宝や重文が残されていたかもしれません。


千手観音立像(平安時代作 重要文化財)・・・リーフレット

千手観音立像は像高51.2cmと想像していたより小さかったのですが、ガラス越しとはいえ、間近に見られるのは嬉しいことです。
阿弥陀如来像や薬師如来像にもひかれるものがありましたが、やはり密教系の寺院では四天王や明王像に魅力を感じます。

 
大威徳明王立像(鎌倉時代 重要文化財)、降三世明王立像(同左)・・・リーフレット

明王など激しい感じの憤怒の仏像に気持ちがひかれてしまったのですが、五大明王像は迫力のある仏像でした。
特に降三世明王立像で足の下に大自在天(シヴァ神)とその妃である烏摩(ウマー)を踏んでいます。
インド密教にはバラモン教やヒンドゥー教の神々との関わりの歴史があるとされていて、日本の密教に影響があるようですが、これは踏み込むとかなり難しい話になるのかもしれません。


不動明王二童子立像(鎌倉時代 重要文化財)・・・ポストカード

不動明王二童子立像も非常に激しい感じの仏像で、眷属である八大童子のうちの2名が脇を固めています。
憤怒の表情の明王とは反対に吉祥天女像は、柔らかい感じの美しい像で“美女の代名詞”といわれるだけのことはある仏像だと感じます。


木造吉祥天女立像(平安時代 重要文化財)・・・ポストカード

ところで、東塔と西塔の間の道中にもいくつかの堂宇があります。
ちょうど東塔地域と西塔地域の境目にあるのは伝教大師の御廟がある「浄土院」は、比叡山中で最も清浄な聖域とされているようです。
この浄土院には侍眞(じしん)と呼ばれる修行僧が今も霊前のお給仕をされ、12年の間、山に籠ったまま一度も山を降りない籠山修行を務められているそうです。



この日も庭の砂を掃き清められておられましたが、既に終わった場所を見ると見事な枯山水が出来上がっていました。



西塔から東塔への道は、東塔エリアの近くまでくるとドライウェイへ出るのですが、その手前に「山王院堂」がありました。
山王院堂は、正式には法華鎮護山王院というそうで千手観音を祀っている堂宇だそうです。
元は六祖智証大師圓珍の住房だったそうですが、圓珍の死後に学僧間で紛争が起こり、圓珍派は圓珍の木像を背負って大津三井寺へ移住したとされています。



しかし、この道中にある石段は場所によって、とにかく段差が高くって歩きにくいことこの上ない。
小雪のパラつく道中で出会う人はなく一人きりでしたが、何度か出会ったルリビタキ(冬の小鳥)の綺麗な姿を見つけながら歩き続けることになりました。



なんとか西塔から東塔への往復が終わりましたので、今度は車で横川エリアまで移動しました。
横川までは徒歩で片道70分の道のりになりますから、徒歩での往復だと戻った頃には日が暮れてしまいますからね。


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