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“男のためのガーデニング”改め

御朱印蒐集(西近江七福神)~高島市 立石山 大崎寺~

2017-06-14 18:30:30 | 御朱印蒐集
 十数年も前のことになりますが、高島市の海津大崎にあるこの大崎寺に参拝した時のこと。
歩きながら妙に肩が重く、片膝も縛られるように痛くなってきました。

“なんか苦しい”と思いながら、お寺の裏手から琵琶湖の岸へ降りていくと、急に体が楽になってくる。
その時に目の前にあったのは、大きな岩穴の中に祀られていた不動明王(波切不動)でした。これが不動明王を意識した最初の出会いです。
別にオカルトめいたことを言うつもりはありませんが、あの時の不動明王をもう一度見てみたいと思い立ち、参拝致しました。



海津大崎は桜で名所として有名で、花の季節には大勢の花見客でごった返す場所ですが、普段は奥琵琶湖のすぐ横を走る湖周道路を観光する方がチラホラといった感じでしょうか。
大崎寺もさぞやひっそりしているかと思っていましたが、参拝に来られる方の姿はあとを絶たないようでしたから、信仰の方以外にも奥琵琶湖観光の方も立ち寄る寺院のようです。



石段を登っていくとすぐに朱色の本堂と美しい奥琵琶湖の姿が見えてきます。
大崎寺には実は昨年も御朱印蒐集をかねて参拝したのですが、今回は「西近江七福神」の札所としての参拝と前回は失念していた波切不動さんの参拝です。





拝所で参拝していると、境内の掃き掃除を終えてくつろいでおられる若い僧の方がおられたので、寺院の中で参拝したい旨を伝えてみました。
すると“畳の間(内陣)”までならどうぞお上がりください。”とのことでしたので上がらせてもらうことになりました。

我ながら関心事が変わったなぁと思うのは、昨年訪れた時には気にならなかった仏像にまず関心が向いてしまったことでしょうか。
いつの間にやら仏像好きになっているのは、寺院巡りで何度も衝撃的な仏像に出会った影響なのだと思います。



須弥壇には厨子の中に本尊の十一面千手観音立像が安置されているようですが、開帳はされておらず、巳年の特別な期間だけの御開帳ということでお前立ちが祀られていました。
ご本尊の左右に安置されている仏像は共に鎌倉期の作で、右に「不動明王」、左に「毘沙門天」が祀られています。ご本尊の千手観音は室町期の作とお聞きしました。



脇陣には高僧の像が2躰祀られていたのですが、大崎寺は真言宗の寺院ですから一人は弘法大師・空海として、もう一人どなたが祀られているのか分らない。
僧の方に聞いてみると、空海と興教大師と教えて下さいました。はて?興教大師とは?

興教大師は「覚鑁」という僧で、京都・仁和寺で学んだ後に高野山で修行し、平安時代の後期(後白河上皇の頃)の真言宗の中興の祖とされる方です。
その後、高野山金剛峰寺の座主に就任して真言宗の立て直しを図ろうとしたが、教義上の対立などがあり、高野山を追われて根来寺を建立した...というところ(根来寺の話)まで説明を受けてやっと思い出すことが出来ました。

覚鑁は新義真言宗を打ち立て、真言宗智山派(京都・智積院)や真言宗豊山派(奈良・長谷寺)の派の源流になる方とされます。
“大崎寺は「真言宗」となっていますが、智積院を本山とする智山派の寺院なんです。”と説明をいただき、少し前に参拝した京都・智積院の記憶が蘇ってきてなぜか嬉しくなる。



本堂を出て右手に行くと、「安土の血天井」と呼ばれる阿弥陀堂があります。
豊臣秀吉は天下統一を果たした後、安土城の城材を使って大崎寺を修復したとされ、現在は阿弥陀堂の天井に使われているその由来から「安土の血天井」と呼ばれているそうです。
ちょうど阿弥陀堂の天井を撮影されていた方がおられたので“血痕は見えますか?”と聞いてみたところ“木材の色に同化してしまっているよ”とのことで、写真を見せてもらっても全く判別は出来ませんでした。



境内にある一番奥の大岩まで登ると、今度は琵琶湖岸へ降りられる細い石段があります。
手すりがあったから良かったものの砂利や落ち葉が積もっていたため、何度も滑りそうになりながら湖岸へ降りて不動さんの岩穴を探してみる。

しかし、何ということか岩穴がジャングル化してしまっているではありませんか。
この草木を掻き分けて岩穴まで進むかどうかはかなり躊躇してしまいましたよ。



何とか草木を掻き分けて岩穴まで進んではみたものの、「波切不動さん」の姿が確認が出来ません。
お寺の方に聞いてみても、何年も行ってないので分らないとおっしゃってます。これは非常に残念なことでした。



最後に海津大崎から見た奥琵琶湖の光景です。
真ん中に見えるのは竹生島。湖西の岸部は断崖が多いのが特徴的です。
年々琵琶湖愛が高まってきているのですが、やはり琵琶湖の風景は美しいと思いますね。




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