Neo颯馬KING日記

+今日の俺様の輝いていた瞬間+

旅してきました

2013-05-02 23:22:04 | 日記
人が必ず迎える事が2つある
それは生まれること、そして死ぬこと
生まれることは選べない。なら死ぬことは?今日はそんなお話です


少し、昔話をしましょう


私は学生時代、父親を病気で亡くしています
その病気は癌。脳腫瘍です
少し前から様子のおかしかった父を、母と2人で強引に病院に連れて行きました
その時医者からは「早期発見と言えると思います。よく気付きましたね」と言われた後「しかし、できた場所が悪すぎる。年内持たないものと思ってください」と通告されました。その日はすでに12月でした

一週間後、手術が行われることになりました
「失敗すればもちろん最悪の結果ですし、成功して完全に取り除いたとしても、既に見えない範囲で転移が始まっていると思われます。持って、1年でしょう。それに、癌細胞を完全に除去するために脳の大部分を除去することになります。成功したとしても、会話することはほとんど叶わないと思ってください」
事前に医者に言われた事です。母は「それでも」と手術を決意しました

そして、手術当日
場所は大きな総合病院。私にはよくわかりませんでしたが、かなり権威のあるらしい先生による大掛かりな、時間にして10時間ほどの大手術です
手術が始まり、私と母は待合室で待つ事にしました
正直、自分は父の事が嫌いでした。それでも、母を一人にしてはいけない、という思いもあり、共に長い時間、ただ待つ事にしました

その時、急患の患者が運ばれてきました。大きな病院ですし、手術室も1つではありませんから
慌ててる看護師さんなどの話が聞こえてきます
「患者は20歳男性、バイクに乗り交通事故に、意識不明の重体」
そのような感じでした。予断を許さない緊急手術のようです

その患者の手術が開始した後、その人の家族らしき人達が続々と現れました。待合室は1つなので自然と鉢合わせです
3人。患者の父、母、妹、では無いかと思います
「どうして!こんな!」「いきなりこんな事言われても!!」「なんで!どうして!」
3人とも私達の目の前で泣いてました
その時、私の母が「ちょっと外行こうか」と言い、私を連れて待合室を出て、建物の外へ
そして、周りに誰もいない場所まで辿り着くと、私にこう問い掛けて来ました

「ねぇ、父さんと今来た人。どっちの死に方が本人にとって幸せだと思う?」
「脳をやられてわけわかんなくなって、自分が何をしたいのかもわからないままただ死を待つのと、明日は何しようって考えることができる状態で突然死ぬのと、どっちがいいと思う?」

その問いに、私は答える事ができませんでした
私は曖昧な事が嫌いです。基本的に問いには答え、そして考えを述べるよう心がけていますが、この時だけは、何一つ言葉を発することができませんでした
普段ちゃらんぽらんで自由人の母が突然言った、ということもあると思います
私は、この問いに何と答えたらいいんだろう。何が正しいんだろう
そう頭を悩ませていると、それを察したのか母が「ご飯食べて戻ろっか!」と普段の口調で言いました
私は素直に母親に甘えて答えを言わず、言われるがままご飯を食べ、待合室に戻りました
時間にして約1時間。戻った時には先ほどの家族はいなくなっており、手術中のランプも片方消えてました

その後、父の手術は成功し、一時は言葉をしゃべるほど(医者曰く「まさに奇跡」らしい)回復ましたが、3カ月ほど経った後に植物人間のような状態になり、その1年半後、父は亡くなりました



さて、話を戻しましょう

今日書いたのはもう何年も前の話ですが、今でも鮮明に思い出せます
特にあの母の質問、あれを忘れる事は無いと思います
そして私は考え、自分なりの答えを出しました

「死ぬことは誰にでも決まっている事。だったら気持ちよく幸せな状態で死にたい」

これは私の夢です。今の私は「死ぬために」生きてます
…なんて書くと自殺志願者のように見えますが、そうでは無いですのでご安心を
むしろいつ突然死しても後悔しないように日々を全力で楽しんで生きてます
その上で、自分が死ぬに相応しい死に場所を見つけよう!という夢を持って生きてます
これだけは、誰にも覆せない私の「軸」だと思ってます



で、今日はですね、その「死に場所」候補に行ってきました

少し前にネットで、こんなものを見かけました
どこからどう見ても眉唾ものです。こんなものありえない
ですが、私はこれを見た時、「ついに見つけた…時がきたんだ!」と例えようのない興奮に胸を震わせました
もし見つける事が出来たらきっと自分は帰って来ないだろう。それはつまり俗世からの「死」であり、文脈から察するに女の子は人間じゃ無い可能性が高い。つまり最後は死ぬ。女の子に愛されて殺される。これはまさに最高の死では無いのか!!と
場所も行けなく無い距離、時期もGW…行ける!と

なので、昨日は19時には就寝し、たっぷり体力を蓄え、今朝出発!
正式な場所が特定できない以上、虱潰しに走りまわるしか無いので、とにかく走り続けました
狙って「ここだ!」という感じではなく、書いてある通りにナビに案内(適当に向かってる方向にある都市を目的地に設定してました)させ、書いてある通り「ナビに案内させていたのに」となる状況を待ちながらいろんな道を走りました

…結果はもちろん、今ここでこうやって書いている事からもわかる通り、空振りでした

正直、単純にドライブでしたね。峠を攻めるみたいな。まぁ猛スピード出すの好きじゃないんで全然攻めて無いですが
山あいではこの時期でも桜が咲き、山は桃色に染められていました
…なるほど、これぞまさに桃源郷、か
うん、いいドライブでした

とはいえ、まだ諦めたわけではありません
いつか自分の死に場所を見つけるその日まで、私は日々を全力で生きようと思います
何かそれっぽい情報を知ってる方がいれば連絡ください!



…本気で見つけて帰って来ないつもりだったので、昨日まで気にせずに金を使ってたら超金欠な件
うわーGWもうどこも財力的に行けないよー

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