還暦過ぎて

賑やかだった我が家も夫婦二人になり、遂に揃って年金を頂ける年齢になりました。
まだまだいろいろありそうです・・

『土漠の花』読み終えました

2017-07-11 15:09:57 | 

本を読んで、久々に疲れ、重い気持ちです。

この気持ちを言葉で的確に表せない自分、に語彙がないことがもどかしいです。

先日も「ハクソーリッジ」という戦争映画を見ましたし、

新聞やネットでシリアの紛争も目にしているのに、人が銃撃戦で亡くなるという、その切実さが違いました。

もちろん息子を重ね合わせてしまう、という私情が強く影響していたと思いますが、

画像で見る戦争と違って文字を追う事は、一字一句が重く、亡くなってゆく同志の描写では、

辛い気持ちで、読み進めること、そのものが怖かったです。かといって目をそらせない。

これはフィクションと分かっているけれど

現実に紛争の絶えないアフリカや中東があり、アジアでも中国でも様々な紛争があり、

そしてアメリカと日本の関係、それぞれがそれぞれの国の利益を優先して

外交を遂行している中で、摩擦は起きていることを考えるとフィクションだけれど

いつ、この本と同じことが起こっても不思議でない気もしました。

 

それになんと言っても憲法九条で、自衛隊の活動は攻められた時だけ、武器を使用する。

それも上官の指示があれば、という事でしたが、

実際先般の有事立法で、駆け付け警護が自衛隊の任務となり、自国だけではなく

アメリカに援護を求められれば派遣されることが可能になりました。

そして実際の攻撃の中では上官の許可を得ている暇もないほどの戦いであって、

悠長なことは言ってられません。

自衛隊に迫ってきている有事だなと思いました。

人が殺しあう、どちらの側の人一人にも様々な背景があります。

その背景を思うとできれば誰にも死んでほしくない。

世界の平和はただの夢物語なのでしょうか。

人間はこれだけ恐ろしいことをする生き物なのですね。

世界中にある武器の数々も驚きます。

世界大戦が2度もあったことを思うと、なぜ世界中が巻き込まれるてしまうのか、

人間は所詮弱いんだと思います。

そして戦後生まれの私は、平和憲法があるからと、それに甘んじている自分が恥ずかしくなりました。

さらに、実際日本を動かしている政治家の方々には、よくよく何を優先する国でありたいか、に敏感でいてほしいと思いました。

 

 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も読んでみます (たまご)
2017-07-11 22:32:26
本の感想を書いて頂いてありがとうございました。
ひろりんさんの苦悩がそのままこちらにも伝わってくるような重さを感じました。

私は最後まで読めるかどうか自信はありませんが、避けてばかりはいられないという思いで図書館の本を予約しました。

私も読んでみます。
たまご様 (ひろりん)
2017-07-12 06:33:51
早速のコメント、本当にありがとう!
今日も1日頑張れそうです。

出来れば日本の今の自衛隊の現実もわかり
手に取って頂けると嬉しいです。

考えてみると自衛隊だけでなく、逼迫する厳しい現実は、今の九州もそうであるように、そこら中にある中で、皆生きているんだと思うと、もっといろいろ知っていかなくてはと思います。
読了しました! (たまご)
2017-07-18 00:07:59
今、読み終えました。
ちょっと眠れそうにありませんので、ワインを飲みながら入力しています。
ひろりんさんのおかげでこの本を読むというチャンスを得ることができました。
ありがとうございます。

戦闘場面や人が命を失っていく場面はとても辛くて、文字を追ってはいるものの、そのシーンを頭の中に描かないようにすっ飛ばしている自分がいました。
フィクションであってフィクションではない怖さを感じました。
序盤で、武装した兵士に銃を向けられたとき「銃を向けられるというのはこういう感覚なのか。紛争地帯で武器は日常的に目にしていたが、圧倒的な死が間近にあるという実感は、実際に己の身で体験するまで分からなかった。違う。分かったつもりになっていて、その実まるで分っていなかったのだ」というこのフレーズは自分に向けられたように感じました。自衛隊の活動を頭では理解していても、本当には分かっていない、真剣に考えていなかった自分への警告だと思いました。
最後まで勇猛果敢に戦った孤軍奮闘の自衛官たちの行動が公にされることなく、闇に葬られていくだろうことは十分予想できましたが、こういう予想をすること自体、私が今の現実を安易に受け入れている情けない現状かもしれません。
流されてはいけない、と強く思いました。

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