こんばんわ。
9月も中旬に差し掛かりましたが、
まだ暑い日が続いていますね。
ただ、8月は記憶に新しいかと思いますが、
東京都では1日から21日連続の降雨を記録するなど
8月の月間合計日照時間は83.7時間、日照率20%と
統計開始の1890年以来、いずれも最低を記録したそうです。
帝国データバンク社の調査によりますと、
8月の長雨・日照不足の影響で、
東京の家計消費支出は飲料や住宅設備修繕などを中心に
経済への影響は約189億円マイナスとなったと
分析されており、これは、東京都に居住する家計の
消費支出額が約1.2%減少したことに相当するそうです。
また、家計消費支出減少による影響は、全国へと波及し、
その効果はマイナス約407億円になると試算されています。
マイナスの影響は関東がおよそ86.5%を占めるものの、
「近畿」や「中部」「東北」など全国に及んでいるそうです。
夏が涼しく、冬が温かいと生活する分には過ごしやすく、
エアコンなどの電気代が節約できるというメリットが
ありますが、企業にとっては、「夏は暑い」、「冬は寒い」
ということを前提に商品の生産・販売の計画を立てているか
と思いますので、その季節らしい気候になってくれない
と困ったことになるというわけですね。
8月の涼しい反動で、「暑い秋」が暫く続くのでしょうか。
さて、
金相場ですが、先週初に北朝鮮情勢の緊迫化による地政学リスクの
高まりや米利上げ観測の後退などを背景に東京市場では
約2年2カ月ぶりの高値水準となる4707円を付けました。
東京金・月足
その後、4640円台まで値を削りましたが、
9日の建国記念日に特に主だった動きがみられず
北朝鮮リスクが後退したことなどから、利益確定の売りで
ドル建て金が売られる一方で、ドル円相場は、
ドル高・円安に振れたことで、本日の日中立会寄り付き後に
再び4700円を上回りました。
ドル建て金・月足
ドル円・日足
北朝鮮情勢についてはリスクが後退したとはいえ、
まだ、先行き不透明感が広がっていることなどから、
個人的には、東京金は底堅い動きが続くのでは、と見ております。
その中で、今後の注目材料は14日(14日日本時間21:30)発表の
8月の米消費者物指数(CPI)と、その結果を受けたFOMCとなります。
FOMCはインフレ率の長期目標を2%としていますが、
これまでのところ、CPIは目標値を下回っております。
ただ、今回の予想では1.8%と目標に近い数字が出ております。
この結果を受けたFOMC後の声明でイエレンFRB議長が
どのような発言をするか注目ですね。
CPIの他にも明日、明後日と米国の重要な経済指標の
発表がありますので、ご注目ください。
経済・商品指標カレンダーはこちらよりご確認頂けます。
秋の空模様のように金相場も大きく変動してくのでしょうか。
では、マタ。
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