【北辰物産D-station】スタッフの声

北辰物産オンライントレードスタッフによるブログ。取引画面の便利な利用方法の紹介など様々な角度から情報発信致します。

商品相場と秋の空

2017-09-13 19:44:07 | 相場情報

商品先物取引のリスクについて



こんばんわ。

9月も中旬に差し掛かりましたが、
まだ暑い日が続いていますね。


ただ、8月は記憶に新しいかと思いますが、
東京都では1日から21日連続の降雨を記録するなど
8月の月間合計日照時間は83.7時間、日照率20%と
統計開始の1890年以来、いずれも最低を記録したそうです。


帝国データバンク社の調査によりますと、
8月の長雨・日照不足の影響で、
東京の家計消費支出は飲料や住宅設備修繕などを中心に
経済への影響は約189億円マイナスとなったと
分析されており、これは、東京都に居住する家計の
消費支出額が約1.2%減少したことに相当するそうです。


また、家計消費支出減少による影響は、全国へと波及し、
その効果はマイナス約407億円になると試算されています。
マイナスの影響は関東がおよそ86.5%を占めるものの、
「近畿」や「中部」「東北」など全国に及んでいるそうです。


夏が涼しく、冬が温かいと生活する分には過ごしやすく、
エアコンなどの電気代が節約できるというメリットが
ありますが、企業にとっては、「夏は暑い」、「冬は寒い」
ということを前提に商品の生産・販売の計画を立てているか
と思いますので、その季節らしい気候になってくれない
と困ったことになるというわけですね。


8月の涼しい反動で、「暑い秋」が暫く続くのでしょうか。


さて、
金相場ですが、先週初に北朝鮮情勢の緊迫化による地政学リスクの
高まりや米利上げ観測の後退などを背景に東京市場では
約2年2カ月ぶりの高値水準となる4707円を付けました。
東京金・月足


その後、4640円台まで値を削りましたが、
9日の建国記念日に特に主だった動きがみられず
北朝鮮リスクが後退したことなどから、利益確定の売りで
ドル建て金が売られる一方で、ドル円相場は、
ドル高・円安に振れたことで、本日の日中立会寄り付き後に
再び4700円を上回りました。


ドル建て金・月足


ドル円・日足



北朝鮮情勢についてはリスクが後退したとはいえ、
まだ、先行き不透明感が広がっていることなどから、
個人的には、東京金は底堅い動きが続くのでは、と見ております。


その中で、今後の注目材料は14日(14日日本時間21:30)発表の
8月の米消費者物指数(CPI)と、その結果を受けたFOMCとなります。
FOMCはインフレ率の長期目標を2%としていますが、
これまでのところ、CPIは目標値を下回っております。
ただ、今回の予想では1.8%と目標に近い数字が出ております。

この結果を受けたFOMC後の声明でイエレンFRB議長が
どのような発言をするか注目ですね。

CPIの他にも明日、明後日と米国の重要な経済指標の
発表がありますので、ご注目ください。

経済・商品指標カレンダーはこちらよりご確認頂けます。

秋の空模様のように金相場も大きく変動してくのでしょうか。

では、マタ。


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