シネマ歌舞伎「らくだ」「連獅子」

2017-05-15 09:34:56 | 映画感想
シネマ歌舞伎「らくだ」「連獅子」 5/13(土) at東劇


3月に観た舞台の感想もまだなのに、これは先に書いちゃいます。

なぜならものすごく面白かったから。

月イチ歌舞伎。今年度のラインナップの第1弾。
「らくだ」と「連獅子」を観て参りました。

笑ったー。泣くほど笑った。でもって迫力に圧倒されまくりましたよ。

2008年当時は完全に見逃してた・・・我が観劇人生の暗黒期だからね。

「連獅子」は勘三郎さんと、勘九郎さん・七之助さん親子3人の獅子。
素晴らしいとしか言えない。素晴らしい以外に言い表す言葉がないの。
カメラワークも客席からは見られない角度で、それもすごくよかった。
毛振り、美しかったなあ。
最後はスタオベですよ。そりゃそうだよ。立って拍手したくなるよね。

そして「らくだ」は、三津五郎さんと勘三郎さんの並びが胸熱でした (;ω;*)
特に、三津五郎さんの半次がかっこいいんだよ・・・
“悪態の魅力”ってこういうのだなって思った。
半次の口の悪さが粋で、聞いててスカッとするんだよね。
半次と久六は息ぴったりだし、亀蔵さんの死体っぷりはプロ級だし(笑)
彌十郎さんは予定外のアクシデントに見舞われるし(笑)
笑い過ぎて途中から完全に泣いてました。←

いや、「らくだ」って、私の中で本当に特別な作品なんですよ。

なんたって初・歌舞伎だから。

中学2年生のときだったか、学年の国語の先生が、あれは何て言うんですかね、
引率の先生+生徒数名を歌舞伎座に抽選で招待してもらえる制度?を利用して
何回か歌舞伎に連れて行ってくれたんですよ。小規模な芸術鑑賞の枠みたいな。

それで初めて歌舞伎座で観たのが「らくだ」。

正確に言うと、「修禅寺物語」「銘作左小刀 京人形」からの「らくだ」。
どうです?素人の中学生が初観劇でこのラインナップ(笑)

「修禅寺物語」はさすがに難しくてよく分からなかったんだけど、
「京人形」「らくだ」で完全に心臓を掴まれました。
舞踊と世話物って入り口としては最高よ。

で、そのときも三津五郎(八十助)さんと勘三郎(勘九郎)さんだったの。

そのときから私はずっとこのお二人が好きなんです。

とはいえ、“歌舞伎が好き”っておいそれと口にできない何かがあるじゃないですか。
演目に詳しい訳でもないし、舞踊も芝居も「好き」と「そうでもない」しか言えないし。
でも、その後もお二人の出る演目は、ちょこちょこ観に行ってた時代がありまして。
テレビへの出演やドラマなんかも結構チェックしたりして。

つまり思い入れしかない作品なんですよ。

週末にもう一回行ってきます。

ついでにBlu-rayも注文したよね。勢いって怖い。

でも、映画館で、周囲の笑い声や感嘆のため息に囲まれながら観るのがいいよね。

来月以降も面白そうなスケジュールです。

うん、映画館に行ったのは土曜日なんだけど、今日まで何となくボーッとしてます。

「らくだ」って、観たことがある人は分かると思うんですけど、本当に可笑しいのね。
それはもう笑えて笑えて仕方ないんですよ。

三津五郎さんと勘三郎さんの芸を楽しみながら、アドリブで大笑いしながら───

もうお二人がこの世にいないんだって思ったら、ものすごく淋しくて淋しくて、
映画館で死ぬほど笑って、感動したあと、帰り道はとても切なかったです。

何でこんなに早くって思う。


【「連獅子」配役】
狂言師後に親獅子の精:中村勘三郎
狂言師後に仔獅子の精:中村勘九郎
狂言師後に仔獅子の精:中村七之助
僧蓮念:片岡亀蔵
僧遍念:坂東彌十郎

【「らくだ」配役】
紙屑買久六:中村勘三郎
家主女房おいく:坂東彌十郎
駱駝の馬太郎:片岡亀蔵
半次妹おやす:尾上松也
家主左兵衛:片岡市蔵
手斧目半次:坂東三津五郎
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