したコメ 前夜祭

2017-09-19 00:05:20 | 映画感想
下町コメディー映画祭2017 シネマ歌舞伎「め組の喧嘩」 at浅草公会堂


平成中村座をシネマ歌舞伎にしたものを浅草で観る?しかも「め組の喧嘩」?面白そう!
もはや勢いだけで行って参りました。したコメ2017前夜祭。

先に貼っときますね。
この上映を記念して心意気で御神輿を出しちゃった浅草の青年会。総勢100名(笑)

御神輿を出すために平日の夜に100名集まるってどんだけ(笑)
上映後のトークショーで
いとうせいこうさん「いま表で御神輿を出してくれてるらしくて」
中村勘九郎さん「浅草の人ってバカですねーwwww」
観光連盟会長・冨士さん「浅草の人間ってバカなんです(余裕」

浅草の御神輿は3種類?あるらしくて、そのうちの一つである仲見世商店街の御神輿は
正面に風神雷神、後ろに仁王像、てっぺんには浅草寺の観音様をお守りする雉が飾られて
仲見世そのものをイメージした造りになっているのが特徴なんだそう。おしゃれ。

映画も面白かったー!

勘三郎さんの辰五郎がかっこよすぎて2時間弱あっという間でした。
梅玉さんの喜三郎、扇雀さんのお仲、勘九郎さんの藤松に錦之助さんの亀右衛門もよかった。
又八くんは誰だったんだろう。かわいすぎる!座る度に着物の裾をまくり上げるのは反則だ!
あと、敵役・四ツ車の芝翫さん(当時は橋之助さん)も着ぐるみ力士なのにかっこよくてね。
私あれだな。どうやら芝翫さんのことも好きなんだな。12月の京都、行くしかないやつだな。

トークでも笑い話として出てたけど、力士陣は正直、力士というにはご高齢な面々で(笑)
ギリギリ芝翫さんと亀蔵さんでもってるようなところはあるんだけど、まあまあ、そこは。
かなり体力勝負な動きを見せなきゃいけないから、そりゃ若い役者は鳶の役に回るよね。
纏を持ったまま足だけで梯子を登るの凄くない?勘九郎さんは運動神経の実写化なのかな?

平成中村座でめ組を出した経緯とか、細かいトークの内容はこちらで。

ただ、私なんかはとにかくこの作品を映像で観られることに感謝しかないんですけど、
ラストの演出には賛否両論だったみたいで・・・そういうものなんですかね。
確かにエンドクレジットでは会場中がすすり泣きでしたけども。。。
幸せな笑顔が見られて、個人的には涙の中に温かさを感じる、そんな終わり方でした。

まるで中村座の中にいるみたいに大向こうや拍手が沸き起こる熱い会場。
映画館でもそんなふうに見られるといいなあ。全国公開は11月だそうです。

「いいんだな?───やっつけろ!!」

気持ちいいよね。この喧嘩、スカッとする。

公式サイト
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お誕生日ありがとうございました

2017-09-13 23:02:06 | だって私は涼風真世が好き
9月11日は涼風真世様のお誕生日

早速プレゼントが届きましたありがとうございます。 ※逆だろってね

LBのチケットが到着
予想もしなかった子役の加入という新情報に驚きつつ、再演の変更点が気になる日々。

そして、次なる作品「マディソン郡の橋」のPVおよびスチール撮影が本日行われたそうで。

え、PV? (゜∀゜*

出演者さんがSNSにアップした外観をもとに特定班出動。

撮影場所のハウススタジオはこちらのようです。→maison de blanc〔メゾン・ド・ブラン〕

信濃町にこんなかわいらしい一角があったんだ。

フランチェスカの家をイメージしたPVになるんですかね♪

公開が楽しみ楽しみ。
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文楽 玉藻前曦袂 9/5

2017-09-11 01:27:30 | 舞台感想
文楽公演「玉藻前曦袂」 9/5(火) at国立劇場小劇場


観に行ってよかった!人形浄瑠璃というものを心から楽しみました。

前回別の作品を観たときは、人形がセリフを言ったらいいのになあと思ってたのね。※それ歌舞伎
でも今回、太夫の語りと演奏を間近に聴きながら人形の表情を観てたら、すごく面白かったのです。
席位置もよかったんだと思う。ありがとう朝焼けさん。

桐竹勘十郎さんがすごすぎた・・・
玉藻前と狐の面が変わると動きそのものが変わるし、ラストの七化けが本当に鮮やか。
狐の人形(金色ピカピカ+尾がかわいい)や面のからくりみたいな外連味もポイントではあるけど
やっぱり人形遣いと浄瑠璃の力のぶつかり合いが文楽の醍醐味なんだわと改めて。

全五段のうち三段目からの上演だったので、前半のクライマックスは「道春館の段」。
もうさ、出てくる女性がみんな不幸でさ。(初花ちゃんも次の段で狐に喰われちゃうし)
姉か妹、どちらの首を打つか双六で決めさせましょう。
白装束で覚悟を決めた姉妹が互いに相手を勝たせようとする───ってこの脚本マジか。
まあね、現代では考えられない展開が歌舞伎や文楽の楽しさですから。いいんですけど。
金藤次が娘の首に語りかける場面の太夫さんの熱演が凄まじくて傘が必要なぐらいでした。

四段目、いよいよ妖狐登場。最初(プクプクしたぬいぐるみだな)と思ってすみません。
姫⇔狐の面の早替えがすごい。どういう仕組みなんだろう・・・

五段目はちょっとコミカル、からの亀菊ちゃん斬殺。←女性の不幸が止まらない
妖狐まさかのフライング。

そして、待ってましたの化粧殺生石。
本来はフィナーレの総踊りみたいな位置づけなんですかね。石にされた狐の霊が楽しそうの図。
開演前に筋書を読んだら、勘十郎さんのお話として“ここは楽しんで見てほしい”とあったので
純粋に七化けの妙技を楽しませていただきました。汗だくの勘十郎さんに、大熱演の咲甫太夫。
まるで人形が生きてるみたいだった。月並みな感想だけど、本当にそんな感じなの。

最後は玉藻前の拵えに狐の面で決まって、客席は大拍手!
何でカテコやらないの?ぐらいの興奮に包まれてました。

16時開演で終わったのが21時過ぎ。座ってるだけなのに結構ぐったり。
だけど勘十郎さんは昼は別の出し物もされてるんだよね。舞台人の体力って異次元・・・

全日程完売も納得。

化粧殺生石は東京では43年ぶりの上演だったそうで!貴重な体験ができました。

公演特設ページ

【出演者】
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秀山祭 九月大歌舞伎 9/2

2017-09-11 00:02:22 | 舞台感想
「秀山祭 九月大歌舞伎」 9/2(土)夜の部 at歌舞伎座


前夜に急遽思い立ってもチケットが取れるシステムが本当にありがたい。
吉右衛門さんの樋口を観にお出かけしてきました。

納涼もよかったけど、古典をベテランで観ると「あー歌舞伎に来たぜー」ってなる体質。

歌六さんの権四郎から目が離せなかった。
樋口の素性を知って自分も侍の父だからと、槌松の遺品を捨てようとするところとか
樋口に止められて涙を流すところとか、権四郎の人としての深さが伝わってきてじーん。。。
樋口の思いを汲んで“槌松”の助命をした権四郎、事情を察しつつも見逃してくれる重忠、
二人に感謝して縄につく樋口、駒若丸との別れの場面でホロッときちゃいましたよね。
「ひーぐーちー、さーらーばー」の高い声が切ない。(この役、和史くんで観たかった)

中盤のお筆、およし、権四郎の場面は、もう一つこちらの心が追いつかず。
3階の後ろのほうで観ちゃったからかな・・・もっと芝居に入り込みたかった。

やっしっしー、しし やっしっしーは遠見の演出。樋口ちっちゃくなっちゃった!
遠近法をどんと舞台に載せる大胆さも歌舞伎の魅力ですよね。これ考えた人すごいな。
歴代のミニ樋口&船頭はいろんな方が務めたみたいだけど、今回は児童劇団のお子たち?
次に行ったとき筋書買ってこよーっと。

そして、ともかくも、吉右衛門さんがかっこいいのでした。はー、昼の部も楽しみ。

で、二幕目が歌舞伎座では初めて掛かる「再桜遇清水」。

これ・・・もう・・・すごかった(笑)

松貫四さんの中の人の発想が素晴らしくワンダーランド!

全方位的な萌えが散りばめられてて、私の心の声はほぼ全編で「ウヒョー」でした。←
萌えというか、もはや興奮材料ですよね。
でもさ、それを書くと私は変態ですって言ってるようなものだからさ。まあ書くけど。

単語で並べると、美坊主、姫と美男子、口移し、破戒、お小姓、衆道、帯解き、怨霊。
これがまるっと入っている奇特な作品、それが「再桜遇清水」です。

正直、あらすじはもっと整理できると思うし(特に前半ちょっと緩慢な印象なので)
清玄(せいげん)さんをそこまでいじめる!?っていう部分が気になりはするものの、
新作として普通に面白かったし、染五郞さんの化粧も含めた早替わりはびっくりだし、
清廉なお坊さんが破戒僧→怨霊になるまで堕ちる話って楽しいよね。

衆道を嘆くお小姓たちとか桜姫への口移しとか、私ニヤニヤしてたと思う。※危険客
まさか自分がこんな中学生みたいな反応をいまだにするなんて軽くショック(笑)

私は劇場には一人で行く派ですが、この作品は終演後に誰かと話したかった。
できれば変態度が同じぐらいの人と「あーそれ分かる!大会」したかった。

清玄(せいげん)の染五郞さん、桜姫の雀右衛門さん、清玄(きよはる)の錦之助さん、
気の毒なお小姓さんたちもよかったです。
欲を言えば、悪役と、意外と罪深い山路が、冒頭でもう少し話を盛り上げてくれると
そのあとの展開もすーっといくんではないのかなと思ったり。
あと、薄縁のコケコッコパワーは、イヤホンガイド無しでは絶対に分からなかったと思う。
そこは今後の個人的な課題かなと。ああいうのをセリフだけで理解できるようになりたい。

逆櫓と再桜遇清水。
こんな組み合わせがあっていいのか。

今月は昼の部だけのつもりが・・・ふと思い立った自分を褒めたい。

古典と新作。吉右衛門さんの才能にひれ伏す秀山祭。


【配役】
「ひらかな盛衰記 逆櫓」
船頭松右衛門実は樋口次郎兼光:吉右衛門
漁師権四郎:歌六
お筆:雀右衛門
船頭明神丸富蔵:又五郎
同 灘吉九郎作:錦之助
同 日吉丸又六:松江
松右衛門女房およし:東蔵
畠山重忠:左團次

松貫四・作/中村吉右衛門・監修/戸部和久・補綴
「再桜遇清水 -桜にまよふ破戒清玄-」
清水法師清玄/奴浪平:染五郎
桜姫:雀右衛門
奴磯平:歌昇
奴灘平:種之助
妙寿:米吉
妙喜:児太郎
大藤内成景:吉之丞
石塚団兵衛:橘三郎
按摩多門:宗之助
荏柄平太胤長:桂三
千葉之助清玄:錦之助
山路:魁春
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八月納涼歌舞伎 8/14・26

2017-09-06 07:29:03 | 舞台感想
八月納涼歌舞伎 8/14(月)・26(土) at歌舞伎座


14日に第三部を、26日に第二部・第三部をはしごしてきました。

「桜の森の満開の下」。これがあの───という感慨。
遊眠社は世代的に間に合わなかったし、映像ですら見たことがなかったので。人生初桜の森。

夜長姫と耳男の物語が、なんか、よく分からないんだけど、美しくて切なくて、胸がいっぱい。
よく分からないんですよ。はっきりとは掴めないんだけど、ふたりのラストにはじーんとくる。
よく分からないんですけどね。←

壬申の乱と絡めた膨大な言葉遊びで展開の軸を見失いそうになるのが野田作品だなーという感じ。
大海人皇子の国づくりと鬼のつながりから夜長姫の最期まで止まることなく流れていくので
1回目はひたすら追いつくのに必死でした。息切れしかけてラストにわっと浄化されるというか。
あの感覚は独特。きれいで、悲しかった。

七之助さんは代表作になるよね。残酷で、恐ろしくて、でも常に目で追ってしまう愛らしさ。

サヨナラの挨拶をして それから殺して下さるものよ
  私もサヨナラの挨拶をして 胸を突き刺していただいたのに


この言葉が本当に切なくて。
耳男が再び鬼と会話しながら、ぽつんと座って待つ姿に、なんか、もう、胸が詰まった。

耳男は勘三郎さんが演じてたかもしれない。
だけど、勘九郞さんと七之助さんの兄弟がやることで、耳男と夜長姫が魂の片割れ的に見えて
恐ろしくても憎くても、否応なく惹かれてしまう様が自然。
納涼で兄弟が野田版の新たな代表作を出した。それが本当に特別な巡り合わせに思える。。。

オオアマの染五郞さん、マナコの猿弥さんもよかった!
あと、ハンニャの巳之助さん、エナコ及びヘンナコの芝のぶさんも。
染五郞さんはさすがに鼓が上手だなあ(笑) 壁ドンとか缶蹴りとか、一番笑ったかも。
猿弥さんの運動量がすごい(笑) 新感線に普通にいそう。

ギャグが若干肌寒かったのと、音楽が謎だったけど(何で「私のお父さん」なの?)
シネマ歌舞伎が公開されたら絶対行く!

そして第二部は「修禅寺物語」。
初めての歌舞伎以来20数年ぶりに観たけど・・・面白かった。幕切れがかっこいい。
納涼ならではの座組ですよね。夜叉王は彌十郞さんの普段のイメージとは少し違うけど
死にゆく娘に、顔を写させろ!と言うときの目に鬼が宿る感じでぞくぞくしました。
無駄なものがない作品ですよね。本公演でも観てみたいなあ。

続いて「歌舞伎座捕物帖」。
やじきた第二弾。去年よりも好き。歌舞伎役者と古典って鉄板だわ。
静御前の姿でガンギレする巳之助さんに、85歳で赤姫な竹三郎さん、あとカマキリ(違
義太夫までこなす門之助さんに笑三郎さん。四の切の扮装だとますます尊い隼人さん。
全員なんという全力(笑) 最終的に殺人犯とかどうでもよかったわ。←
猿之助さんの狐忠信もちら見できたし。お得感すごい。

二部と三部を観て思ったのは、若い方々のポテンシャルの高さが素晴らしいなと。
日頃どれだけ感性や技術を磨いているかが納涼ではっきり表れるんだと思うんですよ。
染五郞さんや猿之助さんはこれからどんどん歌舞伎界を引っ張っていくだろうし、
巳之助さんはお父様とはまた違う魅力があるし、児太郎さんはお父様の良い部分を継いでるし
何より勘九郞さんと七之助さんがますます楽しみ。みんな、どこまでいくんだろう。。。

勘三郎さんや三津五郎さんがいたらって、いまだに思うけど。
お二人を好きな気持ちと、若手の方々を応援したい気持ちは、同じところにある。

納涼っていいなと純粋に思える8月でした。

そう、期間限定のおでん茶飯弁当が激うまだったことも併せてご報告しておきます。
また販売してくれないかな。


【配役】
■第二部
初世坂東好太郎三十七回忌/二世坂東吉弥十三回忌 追善狂言
「修禅寺物語」
夜叉王:彌十郎
姉娘桂:猿之助
源頼家:勘九郎
春彦:巳之助
妹娘楓:新悟
下田五郎:萬太郎
金窪兵衛:片岡亀蔵
修禅寺の僧:秀調

「東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」
喜多八:猿之助
弥次郎兵衛:染五郎
大道具伊兵衛:勘九郎
女医羽笠:七之助
座元釜桐座衛門:中車
天照大神又は町娘お笑:笑也
瀬之川伊之助:巳之助
中山新五郎:新悟
玩具の左七:廣太郎
芳沢綾人:隼人
女房お蝶:児太郎
舞台番虎吉:虎之介
伊之助妹お園:千之助
伊月梵太郎:金太郎
五代政之助:團子
瀬之川亀松:鶴松
芳沢小歌:弘太郎
瀬之川如燕:寿猿
芳沢菖之助:宗之助
芳沢琴五衛門:錦吾
若竹緑左衛門:笑三郎
同心古原仁三郎:猿弥
同心戸板雅楽之助:片岡亀蔵
鷲鼻少掾:門之助
関為三郎:竹三郎

■第三部
「野田版 桜の森の満開の下」
耳男:勘九郎
オオアマ:染五郎
夜長姫:七之助
早寝姫:梅枝
ハンニャ:巳之助
ビッコの女:児太郎
アナマロ:新悟
山賊:虎之介
山賊:弘太郎
エナコ:芝のぶ
マネマロ:梅花
青名人:吉之丞
マナコ:猿弥
赤名人:片岡亀蔵
エンマ:彌十郎
ヒダの王:扇雀
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