こころの文庫(かぞく人のめも帖)

家族を愛してやまぬ平凡な「かぞく人」の日々の幸せライフを綴ってみました。ちょっと覗いてみてくだしゃりませんか?

記憶の風景・かばん

2017年04月24日 01時16分23秒 | Weblog
中学生の真っ白い布製の

肩掛けカバンが

憧れだった。

兄がカバンを

肩へ斜にかけて通学する姿が、

眩しくて羨ましかった。

中学生になって

肩にかけたのは

真っ白いとは程遠く、

少し薄汚れた

兄のおさがりカバン。

それでも

憧れの布カバンを手にすると、

嬉しすぎて

胸はときめいた。

教科書と、ノート、筆記具を

順繰りに

カバンに詰めては、

また引き出す。

通学前夜、

中身の出し入れに夢中で、

ついに眠れなかった。

初めての通学の日。

ランドセルを背負った小学生を

追い抜いては、

(どんなもんや!)

とばかり見せびらかした。

まるで大人になったような、

最高の気分を味わった。

帆布製のカバンは丈夫だった、

友達とぶつけあったり、

ほうりだしたりと

乱暴に扱ったが、

三年間無事に

役立ってくれた。
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きいて!きいて!
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