テレ朝チャンネル「パーマン」最終回

 本日の放送で、テレ朝チャンネルの「パーマン」が、とうとう最終話に到達した。
 思い返せば、1話から放送が始まったのが2004年4月。それから3年2ヶ月かけて、ようやく全526話が放送された。本放送は帯番組の2年間+藤子不二雄ワイドの3ヶ月間だったから、1年も余分にかかった事になる。
 まあ、それでもファボリ時代から追いかけていた人に比べれば短い物だが。

 これだけ時間がかかった原因が、テレ朝チャンネル開局から2年間も続いていた「2週で一回更新」の変則的放映形態にある事は間違いない。月~金の帯番組でも、隔週更新だと月に10話程度しか放映されないのだ。「パーマン」に限らずテレ朝チャンネルの全てのアニメに言えた事だが、本当にじれったかったし、一週おきに録画予約のON/OFFを変えるのも面倒くさかった。
 幸いにも、昨年4月から一週ごとに更新されるオーソドックスな放映形態に変わったので、今日「パーマン」は最終話を迎える事が出来た。


 とりあえず、全話を欠かすことなく録画する事は出来たのだが、まだ全話を通して観終わってはいない。
 途中までは、他の藤子アニメもたくさんテレ朝チャンネルで録画していたせいもあって、なかなか毎回観る事が出来ず、DVDに移す時に気になった話を何本か選んで観ていたのだ。
 その後、「エスパー魔美」「チンプイ」「プロゴルファー猿」「怪物くん」などが終了して余裕が出来たし、前述のように昨年4月から放映形態が変わって「パーマン」は月~金の朝7時から放映されるようになったので、この1年あまりは朝起きたら「パーマン」を観ながら朝食を取る事を日課にしていた。多少寝坊しても、HDDレコーダーに追っかけ再生があるので助かった。

 だから、後半の200話ほどは全部観たのだが、特に終盤になるとビデオ版に収録されていた話以外は初見のエピソードが多く、毎回新鮮な気持ちで観る事が出来た。「パーやん運送でアルバイト」までアニメ化されていたとは知らなかったので、「パーヤンの日々」を観た時にはちょっと驚いたものだ。
 また、後半はサブの「国民は黙ってないよ」が多かった事が印象的だ。シンエイ版「パーマン」では、サブのセリフと言えば、よく「父ちゃんの入れ歯、めっかった?」が引き合いに出されるが、後半は出番があれば毎回のように「国民」と言っている。入れ歯に比べてあまり話題にならないのが不思議に思えるくらいだ。


 全体的に、シンエイ版「パーマン」は軽めの話が多いのだが、それがいい味を出していたと思う。
 正直なところ、初期に放映された原作付きの話よりは、大部分を占めるアニメオリジナルエピソードの方が、余計なしばりがないせいかキャラクターが生き生きと動いているように感じた。500話以上もあるのでパーマン4人だけではなくカバオやサブ、それにコピーも含めて脇キャラクターを描いた話も多く、それがキャラクターと作品世界に深みを与えていた。
 また、シリーズ後半に何本か試みられた新作原作からのアニメ化は、他のオリジナル話と混じっても違和感なく観る事が出来た。雰囲気的には、アニメ版は新作原作に近いと言う事だろう。新作原作の方にも「パワッチ」や「ヘコーッ」が逆輸入されていたし、互いに影響しあっていたとも言える。


 さて、せっかくだから最終話の感想を書いておこうかと思ったが、既にビデオで観た事があるし、あまり最終話らしい話でもないので、ちょっと書きにくい。
 それよりも、最終話1回前の「空の飛びかた教えます」の方が最終回っぽい雰囲気があり、ちょっとしんみりとしてしまった。終盤、パーマン達が飛んでいくところで「きてよパーマン」が流れる場面が印象深い。普段、主題歌をそのまま流すような事はなかったし、ミッちゃんやカバオ・サブまで翼をはやして飛んでくる場面もあり、「飛べなくなったパーマンの復活」と言うストーリーも含め、ある程度最終回を意識して作ったように見受けられる。

 ともかく、アニメ独自の世界をしっかり構築しながらも、決して原作のイメージを損なっておらず、観ていて楽しい作品だった。これで毎日の日課が終わってしまうとなると、寂しい。これからは、未見の前半分を毎日観る事にしようか。


 なお、来週からはリセットされて「パーマン」がまた1話から始まるので、最初からきっちり全話を観たい人には、今がチャンスですよとお勧めしておこう。
 後は、正月特番で放映された「バード星への道」も、いつかテレ朝チャンネルで放送してくれたら嬉しいのだが。観たのは本放送の1回きりだが、すでにコロコロの再録で原作は知っていたので、「お正月なのに最終回?」と不思議に思いながら観ていたら、コピーを代役にする展開がきてひっくり返った記憶がある。細かいところはよく覚えていないので、ぜひもう一度観たいものだ。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 「ゲゲゲの鬼... 最近のアニメ... »
 
コメント
 
 
 
録画完走おめでとうございます (大田康湖)
2007-06-09 03:13:35
 楽しんでいただけて私もファンとして嬉しいです。
 「空の飛びかた教えます」は、原田監督を始め、シンエイスタッフ製作側の最終回だと思っています。「パー子の宝物ってなーんだ?」はスタジオディーン側のスタッフが作っていますので、ディーンサイドの最終回というところでしょうか。
 パーマンの特番放映は難しいと思いますが、ぜひ実現して欲しいですね。
 
 
 
毎日朝の楽しみでした (おおはた)
2007-06-10 00:21:26
> 「空の飛びかた教えます」は、原田監督を始め、シンエイスタッフ製作側の最終回だと思っています。「パー子の宝物ってなーんだ?」はスタジオディーン側のスタッフが作っていますので、ディーンサイドの最終回というところでしょうか。

 なるほど。確かに、大田さんのサイトでスタッフを確認したら、525話は原田監督が演出でシンエイ回、526話は西村純二氏演出でディーン下請け回なのですね。納得しました。テレ朝チャンネルの全話共通OP・EDはこのような各話のスタッフ確認が出来ない点は困りものです。そう言えば「音楽 菊池俊輔」も最後まで直りませんでしたね。
 でも、「パーマン」を最後まで観る事が出来ただけでも大満足です。後半は特にぶっ飛んだ回が多くて、スタッフものって作っている事が感じられました。「お人形になったパーマン?」や「パー子先生のスパルタ教育」なんてやりすぎですよね。「俺は男だ!パーマンだ!」も、バカバカしくて笑えました。
 来週から、このノリを楽しめないと思うと、寂しいです。
 
 
 
後期作品について (大田康湖)
2007-06-10 03:35:13
 シンエイパーマンの後半に、ディーンスタッフが果たした役割は大きいと思います。おおはたさんが挙げていらっしゃる回のうち、2作品もそうですし。
 あと、サブ役の千葉繁さんのアドリブも重要ですね。そろそろマンネリになってきたな、と思ったら新しいパターンに移るというのもすごいです。
 来週からの放送では、後期へと至るパターンの確立を楽しんでいただければ幸いです。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 


ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません
 
・送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。