「プレイボール2nd」最終回

 関東・関西から一ヶ月遅れで、東海地区でも本日(昨日深夜)ようやく「プレイボール2nd」最終話が放映された。

 昨年放映された第1期と同じく13話で終了となったが、続きをやる気満々だった第1期の最終話とは違い、今回はきっちりと締めくくられた。シリーズを通して見ると、実質的に倉橋と半田の二人が主役と言ってもいい内容だったと思う。非常に対照的な二人だったが、全13話を通じて、それぞれ影響しあって成長していく過程はよく描かれていたと思う。まあ、前半の倉橋が少々きつすぎる感は否めないが。

 最終回は、最後の半田の足が速すぎとか、今更「負けたっていいじゃないか。楽しくやろう」は極端すぎないか、など、内容的には色々と突っ込みどころはある。しかし、最後の最後でEDに「ありがとう ~プレイボール2006~」が流れた事で、すべて許せる気になってしまった。
 このEDは、曲の流し方も非常に効果的だった。谷口の打席で聞き覚えのあるイントロが流れ初めて、半田のホーム生還まではインストゥルメンタル。このままBGMとして使われて終わるのかと思わせておいて、試合終了と共に流れ始める歌声。「墨高野球部」による合唱は多少不揃いな感じもしたが、それがかえって素人っぽくてよかった。スタッフロールが流れ初めてからは「君の背中に夕日がさす」の場面など、ちゃんと歌詞に合わせた映像になっていたあたりも、なかなか心憎い。
 地区予選決勝で最終回となるのは、実はアニメ「キャプテン」と同じ展開なのだが、今回は無理にまとめた感じはなく、観終わってすがすがしい気持ちだった。最後の敵が、またまた佐野というのもよかった。もっとも「ありがとう」が、これほど効果的だったのは、アニメ「キャプテン」の存在あってこそだが。

 はたして、第3期「プレイボール3rd」があるのかどうかは分からない。後番組の「ひぐらしのなく頃に」が全26話予定なので、もし放送されるとしても半年後だろう。谷口・丸井・イガラシの揃ったところを再びアニメで観てみたいので、第3期も作って欲しいところだ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 2006年春アニ... 久しぶりの日本橋 »
 
コメント
 
 
 
Unknown (サトシアキラ@管理人)
2006-04-28 23:40:55
 初めまして。



 「プレイボール」はあまり感想を書いている方が少ないので寂しかったのですが、やはりその出来は良いものがありましたね。



 第1期は、「今時こんな泥臭いものがウケ留のか」とも思いましたが、それは大きな誤りで、「今だからこそ光る」作品だったのではないかと思います。



 メンツの揃った墨高、是非ともみてみたいですね。
 
 
 
ありがとうございます (おおはた)
2006-04-29 00:09:17
 はじめまして。

 コメント&トラックバック、ありがとうございます。



 「プレイボール」の感想は確かにあまり見かけなかったのですが、その分、感想を書いていらっしゃる方は本当に好きで書いているんだと言う事が伝わってくるものが多かったと思います。





> 第1期は、「今時こんな泥臭いものがウケ留のか」とも思いましたが、それは大きな誤りで、「今だからこそ光る」作品だったのではないかと思います。



 同感です。

 私も、第1期開始の時は原作もアニメ「キャプテン」も観ていなかったのですが、実際に放送を観てからは、すっかり引き込まれて、CSで「キャプテン」も観ました。この時代に、谷口のようなキャラクターを真っ正面から描いている点には、非常に好感が持てます。

 深夜アニメにしては放映局が多かったのはよかったのですが、できれば、「キャプテン」同様に、夜7時台に全国ネットで放映して欲しかった作品です。



 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。