はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

2006年春アニメ新番組感想(1)

2006-04-09 22:47:15 | マンガ・アニメ
 先週、今更「どろろ」「悟空の大冒険」のDVD-BOX(廉価版)を買ってしまった。特典が一部なくなっているとは言え、定価でも2万円程度なのでお買い得だ。実際は割引があるので、もっと安かったが。どうも品薄になってきたようなので、つい買ってしまったが、こんな時期では観ている時間がない。
 「どろろ」は、既にCSで全話観ているので、まだいい。「悟空の大冒険」は20年近く前にテレビ愛知の再放送(OP・ED無し)で観たっきりなので、ぜひじっくり観返したいのだが、当分は無理だろう。この前買った「鬼太郎」DVDも、まだ数話しか観ていないし、生きているうちに全てのDVDが観られるかどうか、はなはだ疑問だ。

 アニメ新番組視聴に時間を割いているため、当ブログの更新頻度も落ちているのだが、とりあえず今日までに観る事ができたアニメ新番組の感想を、書いておく。大体が、1話を観ての感想だが、場合によっては2話まで観ているものもある。そう大したネタバレはないはずだが、一応ご注意を。



ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!(テレビ愛知、4/1スタート)

 エリザベータの声が強烈。「まんが日本昔ばなし」の市原悦子を思い出してしまった。「昔ばなし」の再放送もまだ続いている事だし、同じ感想を持った人は少なくないと思う。
 学園を舞台にした事で登場キャラクターは増えたが、ふしぎ星のプリンセス・プリンス達をないがしろにはして欲しくない。2話まで観た段階では、ファイン・レイン以外はひとくくりにされている感じで、ちょっと不安だ。
 あと、EDがファイン・レインの歌でなくなったのは残念。「学園天国」のまま、ファイン・レイン(+同級生たち)に歌わせて欲しかった。



妖怪人間ベム(ANIMAX、4/1スタート)

 舞台が東洋(日本とは明言されていない)となって、ベム・ベラ・ベロの三人以外のキャラクターは今風のデザインなので違和感はあるが、どう見ても怪しいベロが「怪しいもんじゃないよ」と言う場面(その後、やっぱり怪しまれるのもお約束)はあるし、微妙に言い回しが異なるが「いつ生まれたのか誰も知らない」のオープニングナレーションも健在で、しっかり旧作を踏まえた上で作っている点は評価できる。新曲となったOPテーマも旧作のOPを意識した歌詞となっているし、「ハヤク人間ニナリタイ!」の場面でベムの目が月になる場面の演出は、旧作そのまんまだ。
 しかし、第1話を観た限りでは、敵が単なる怪物にしか見えないのは、少々物足りない。やっぱり「ベム」の敵は、人間社会の裏で秘かに怪しげな悪事を働く妖怪にしてほしい。子供をさらったりするネタは、現代ではやりにくいのだろうか。



スクールランブル 二学期(テレビ愛知、4/3スタート)

 OPとEDは不安だったのだが、実際に映像付きで観てみると、案外悪くない。歌詞に「グルグル」を入れている当たりは「スクランブル」を意識しているのだろう。ある程度、作品内容を考慮しているあたりは、「ああ いいな!」と同じ人物が作った曲とは思えない。
 本編は、普通に前作の続きだった。サブタイトルの付け方や3話構成、提供場面のコメントも健在で、安心して観られる。あとは、声優が交代した一条かれんの声が気になるところだ。ゆりえ様とは違った感じになるのだろうか(追記:どう聞いてもゆりえ様です)。



ラブゲッCHU ミラクル声優白書(テレビ愛知、4/4スタート)

 最初は「銀盤カレイドスコープ」でも始まったのかと思ったが、作中作だった。
 放映前に情報が少なかったせいで、真面目に声優を目指す内容だとばかり思っていたのだが、完全にネタアニメだ。主人公は人形と会話する電波キャラで怪音波を発する能力を持ち、志望動機は好きな男性声優と結婚するため。さらに、他のキャラもオーディションの様子を見る限り、なんで合格したのかさっぱりわからない。おまけに、アニメーターの青年まで登場して、主人公と絡みそうな予感。一体、どんな方向に話が転がるのだろう。
 ともかく、駄目アニメ・ネタアニメ好きの人間は、とりあえず観ておくべき作品だと思う。



ARIA The NATURAL(テレビ愛知、4/4スタート)

 いい意味で、第1シリーズと何も変わっていない。普通に第14話として観られる内容だった。わざわざ、メインキャラを全員出していたあたりは、新シリーズを多少意識していたのだろうが。
 第1話は不思議な世界のイメージが強く出た内容だったが、どちらかというと、何も特別な事は起きない完全な日常話の方が好きなので、今後に期待している。



錬金3級 まじかる?ぽか~ん(テレビ愛知、4/4スタート)

 ほとんど期待していなかったのだが、思ったより楽しめた。Aパート(第1話)はともかく、Bパート(第2話)の郵便ポストネタは、主人公達の行動が微笑ましかった。「ARIA」とは別の方向性で、何も考えずに観るのに向いているアニメだと思う。EDの電波ソングも気に入ったので、CDが出たら買おう。
 しかし、OPは本編と全く違うイメージだが、何を狙っているのだろう。本編は、OPのようなダークな雰囲気にはなって欲しくないものだが。



いぬかみっ!(テレビ愛知、4/5スタート)

 主人公は可愛い女の子と同居しているが、気が多くて他の女に手を出してばかり。思いっきり「うる星やつら」だなあ。内容はバカに徹していて、それなりに楽しめたが、敵キャラの演技が下手だったのは残念。EDのキャストを見て、マイケルって誰だと思ったが、お笑い芸人なのか。あのような変態キャラは千葉繁あたりが演じたら面白そうなのだが。同じお笑い芸人でも、マイメロのバクは上手くなっているなあ。
 これも、深く考えずに観るには向いた作品だろう。



ウィッチブレイド(CBC、4/5スタート)

 能登の母親役が、思っていたより合っていた。本人はだらしなくて、むしろ娘の方がしっかりしていると言う設定だったせいか。変身後の演技も悪くはない。EDの歌は…まあ、いつも通り。
 しかし、雅音が記憶を失っていて、親子の証明が母子手帳だけという状況では、DNA鑑定をしたのでもない限り本当の親子かどうかははっきりしないし、雅音の23歳という年齢も怪しい。このあたりは今後の展開の鍵になりそうだ。
 謎がちりばめられていて、先が気になる第1話だったので、とりあえずは観続けるつもり。それに、CBC最速というのも気分がいい。



RAY THE ANIMATION(CBC、4/5スタート)

 水曜深夜のCBCアニメ2本目。こちらは、15分遅れで東北放送に最速を奪われている。
 それはともかく、ブラック・ジャックがちゃんと大塚明夫の声で出演していたのは面白いが、本編については謎が多くて、まだ評価しにくいので、もう少し観てみよう。とりあえず、第1話では院長の回転攻撃が、一番インパクトが強かった。今後も、毎回あのような敵が襲ってくるのだろうか。



涼宮ハルヒの憂鬱(テレビ愛知、4/5スタート)

 原作未読なので、内容的には分かりづらい第1話だったが、OPの「恋のミクル伝説」だけで全て許せる気になってしまった。さすが世界の歌姫ジェニファー・ヒューストンを演じていただけあって、素晴らしい歌唱力だ。今更ながら、ジェニファーの歌がCD化されなかったのは惜しい。
 …まじめな話、わざと音程を外して音痴に歌うのは、かなりの歌唱力が必要とされるはずで、その意味で後藤邑子は非常に上手く歌っていたと思う。
 原作の第1話は次回から始まるようなので、今回の内容はとりあえず置いておき、観続けてみたい。



きらりん☆レボリューション(テレビ愛知、4/7スタート)

 声はもちろん凄まじかったが、予告で聴いていた範囲内だった。それよりも、「アイドルとは住む世界が違うから、自分もアイドルになる」と言う発想には意表を突かれた。なぜか、就職できなくて自分で会社を始めるのび太を連想してしまった。
 OP・EDの歌は結構まともだったので、ちょっと残念。かれん様なみのぴちぴちボイスだったらよかったのだが。



女子高生 GIRL'S-HIGH(AT-X、4/8スタート)

 第1話から演出はグダグダ、作画は低調だが、ある意味期待通り。ふじもとよしたか監督作品なら、こんなものだろう。内容的には、前半が原作第0話、後半はオリジナルだったが、オリジナル部分も女同士のきわどい体勢の描写などはこの作品らしくて、悪くない。
 EDアニメだけは、どうかと思ってしまった。明らかに狙って本編とは異なる絵にしているのだろうが、個人的に梅津絵が好みでないし、踊りにやる気が感じられない(これも演出だろうけど)ので、観ていてちょっと辛い。



アクビガール(三重テレビ、4/8スタート)

 大平透のナレーションだけを目当てに、一応視聴。OPではアクビのお尻振り振りも健在で懐かしかったが、5分番組なので、本編については特に触れるべき所は見あたらない。
 本作や「ぽかぽか森のラスカル」などを観ると、かつて勢いのあった日本アニメーションやタツノコプロの凋落ぶりが実感できる。「ラスカル」や「ハクション大魔王」のような有名作品の関連企画(リメイクとは違うだろう)が、5分のミニ番組で、しかも独立U局限定放送とは、悲しくなってくる。特にスポンサーも付いていないようだが、番組供給はどんな体制なのだろう。



 とりあえず、第1話を観たアニメは、ほとんど取り上げた。ただし、第1話の時点で続きを観る気が完全に無くなった作品については、感想を省略している。また、マイメロについては1年目のまとめと一緒に2年目の感想も書くつもりだ。
 現時点では、録画したまま観ていない→「牙-KIBA-」「スパイダーライダーズ」「うたわれるもの」「ゼーガペイン」「シムーン」、来週放送スタート→「ブラック・ジャック21」「ひまわりっ!」「ストロベリー・パニック」「エア・ギア 天駆ける翼」「BLACK LAGOON」「姫様ご用心」「桜蘭高校ホスト部」「吉永さん家のガーゴイル」「ザ・サード ~蒼い瞳の少女~」と、まだまだ残っている。
 これでも、関東よりは少ないのだから、関東の人がどうやって時間と録画環境をやりくりしているのか、非常に気になるところだ。

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2 コメント

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音程を外して歌う (火炎太鼓)
2008-03-29 19:52:20
最近は『らき☆すた』でのバージョンの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』を良く聴くのですが、
二番のCメロ以降の音程の外し方は絶妙で、原曲よりも好きだったりします。(平野綾自身はあのカバーの最後のように本当に喉を痛めているんじゃないだろうかと考えてしまいますけど)
こなたのように外した歌い方も面白いですが、
あーやには地声でガチンコ勝負の『戦え!ポリマー』のカバーなんかして欲しいなとも思います。
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歌唱力は… (おおはた)
2008-05-08 22:58:49
 「ある日のカラオケボックス」は、テレビサイズの「ドラマパート」だけではなく、フルコーラス歌っている「歌パート」にも色々とネタが入っていて楽しめました。「ドラえもんのうた」のドラミの真似はあんまりと言えばあんまりですが。このCDの曲に限らず、バリバリに熱いアニソンの本気モードは聴いてみたいですね。
 で、エントリ本文の「音程を外して歌う」話に戻りますと、新番組「S・A」のOPを聴いて、もし「ミクル伝説」を大真面目に歌ったとしても、あまり変わらなかったんじゃないか、などと思ってしまいました。その点、「ハレ晴レユカイ」は、あの三人の組み合わせが歌唱力的にいいバランスになっていましたが。
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