オバQと曽我町子さん

 最近、FFランド「新編集 オバケのQ太郎」を2冊入手したので、初読エピソードの感想を書こうと思っていたのだが、その矢先に曽我町子さんの訃報を聞いた。あんまりと言えば、あんまりなタイミングだ。とても「オバQ」の感想を書く気分ではなくなったので、また日を改めたい。

 さて、先程から「オバQ」の話をしてきたが、藤子ファン的に曽我さんと言えば、白黒版アニメ「オバケのQ太郎」のQ太郎役を挙げるべきだろう。しかし、本作はモノクロ作品であるため、再放送を観る機会もなく、私自身はテレビの特番やファンサークルの上映会で、ごく一部の話数を観た事のみだ。むしろ、幼児期に再放送で観た「新オバケのQ太郎」の堀絢子や、リアルタイム視聴したシンエイ版「オバケのQ太郎」の天地総子の声の方が馴染みがある。
 それでも、「オバQ音頭」をはじめとするオバQソングで、曽我さんのQ太郎声に接する機会はあった。3人のオバQ声優の中でも、個性的という点では一番だと思う。ともかく、藤子作品初の本格的なテレビアニメで主役を演じた方が亡くなられた事には、大きな衝撃を受けた。また、個人的には曽我さんと言えば、「太陽戦隊サンバルカン」のヘドリアン女王が、印象深い。最近の特撮はほとんど観ていなかったので他の役はよく知らないのだが、「サンバルカン」の頃は戦隊シリーズを熱心に観ており、敵キャラクターの中でもとりわけ恐くて強烈だった。

 曽我さんは、アニメでも特撮でも「人ならざる」キャラクターを好演された方だったと思う。ご冥福を、お祈りします。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 久しぶりの児... 最近読んだ藤... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (火焔太鼓)
2006-05-27 12:46:27
こんにちは。

自分にとっては、曽我さんは、『時空戦士スピルバン』のパンドラ女王役をリアルタイムで見ていたので印象深いです。



話は変わりますが、おおはたさんはANIMEX1200の話で、特撮には思い入れがないと仰られていましたが、ドラえもんの後にやっていた宇宙刑事シリーズも余り見ていなかったのでしょうか?
 
 
 
子供時代のテレビ事情 (おおはた)
2006-05-29 22:47:33
> おおはたさんはANIMEX1200の話で、特撮には思い入れがないと仰られていましたが、ドラえもんの後にやっていた宇宙刑事シリーズも余り見ていなかったのでしょうか?



 宇宙刑事シリーズが「ドラえもん」の後に放映されていたのは1982~85年ですが、この頃私は小学校の低学年でした。当時、我が家にはテレビが一台しかなく、ビデオもなかったので、家族それぞれが「これはぜひ観たい」という番組を選んで、それ以外の時間は、他の家族にチャンネル権がありました。

 はっきりとは覚えていませんが、要するに当時の我が家で30分番組を2本も続けて観ることは難しく、私は「ドラえもん」をどうしても観たかったので、後に続く宇宙刑事シリーズまでは観たいと主張しなかったのだと思います。だから、1時間枠で丸々藤子アニメが観られる「藤子不二雄ワイド」は、夢のような番組でした。

 同じような理由で、「宇宙船サジタリウス」なども、リアルタイムではOPくらいしか観ていませんでした。再放送で初めてきちんと観て、面白さに驚きました。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。