アニメの録画と保存・2007年度版

 4月に入って、アニメ新番組が続々と始まっている。それらを録画したり観たりしているうちに、一年前にアニメの保存についての記事を書いていた事を思い出した。
 それから一年。私のアニメ録画&保存状況もかなり変わったので、あらためて述べておきたい。


 まずは録画体制だが、東海地区でも完全に深夜アニメの被りは当たり前の状況となり、3本被りのケースすら起こるようになってしまった。
 これまでの、HDDレコーダー&S-VHSビデオデッキ各1台という体制には、さすがに限界を感じたので、先月末にW録機能付きのHDDレコーダーを新たに一台導入した。機種は、東芝RD-XS57。とっくに品切れになっているので、やむを得ず中古で入手した。
 最初は新品で買うつもりだったのだが、現在手に入る機種では、W録機能がデジタル×デジタルか、デジタル×アナログのものしか無い。私は、現状では地デジ不要派のためアナログ×アナログで十分なので、あえて中古でもRD-XS57にしたのだ。これまでのRD-XS41に加えて、HDDレコーダーに3番組の同時録画が可能となった。

 これで、東海地区では最も混み合う水曜日・木曜日の深夜枠も、のりきる事が出来るだろう。もちろん、第1話を観た結果、視聴を打ち切る作品も結構出てくるだろうが、とりあえず観てみない事には評価のしようがない。
 参考までに、4月以降の各局の水・木曜日のアニメ放映時間を載せておく。


(水曜日)
・CBCテレビ 25:45~27:15(3本)
・名古屋テレビ 27:08~27:38(1本)
・テレビ愛知 25:28~27:58(5本)

(木曜日)
・東海テレビ 26:05~26:35、27:27~27:57(2本)
・CBCテレビ 26:55~27:55(2本)
・テレビ愛知 25:58~27:28(3本)


 改めて確認すると、テレビ愛知とCBCの被り方がひどい。テレビ愛知は、平日ならどの曜日に持っていっても何かと被るので仕方がないが、CBCはもう少し分散させられなかったのか。
 なお、各局の本数は少ないが、金曜日も5月からは東海テレビで「スカルマン」が始まるため、テレビ愛知・CBC・名古屋テレビと合わせて4局が深夜アニメを放映する事になり、「スカルマン」の枠次第では3被りが生じる可能性がある。
 ただし、東海地区は関東・関西とは違って独立U局の深夜アニメはほとんどないので、4被りを考慮する必要はないだろう。その分、テレビ愛知がますます大変な状況になっているが。

 ところで、上で「地デジは要らない」と書いたのだが、最近のテレビアニメは、地デジでは16:9フルワイドで放映される作品も増えてきている。これまで、東海地区の深夜は超額縁放送がほとんどだったので、地デジに魅力を感じなかったのだが、この4月から状況が変わったらしく、4月第一週に始まった新番組のほとんどは、地デジではフルワイドで放送されたようだ。
 こうなると、嫌々でも近いうちには地デジに移行せざるを得なくなりそうだ。とりあえず、コピーワンスの仕様さえ改善されれば、もう少し地デジに積極的になれるのだが。いずれにせよ、予定通り2011年にアナログが停波となってしまえば、否応無しだが。



 さて、次に録画したアニメの保存方法だが、色々と考えて試してみた末に、昨年秋くらいからは、ほぼ全てをDVD-RAMへのVRモード保存にしてしまった。録画した物をいじらず、単純にコピーするだけである。
 録画レートも、以前は番組の尺を確認した上で細かく決めていたのだが、これも基本的にSPモード(4.6Mbps)と決めて、AT-Xで録る時のみ5.6Mbpsにした。地上波放送も中CMは一切カットしない事にしたので、いずれにしてもDVD-RAM1枚に4話が入る計算だ。
 DVD-Rは保存性に難があるし、1枚ずつチャプターを切ってタイトルを入力してから焼くと、時間がかかり過ぎる。CMカットについても同様で、以前は作品関連CM以外は切っていたが、それで少し容量を節約して録画レートを上げたとしても、画質は誤差の範囲内だ。本当に気に入った作品ならDVDソフトを購入するので、テレビ放映版を残すならSPモードで十分だとの結論に達してしまった。

 結局、働いて一人暮らしをするようになってから4年が経ち、一番貴重な物は「時間」なのだと、ごく当たり前の事に気が付いたので、アニメの保存にしても手順の省けるところはなるべく省くと言う、当然の方針に落ち着いたわけだ。DVD-RからDVD-RAMに代えた事で、メディア代は多くかかるようになったが、保存は格段に楽になったので、差額分の価値はあると思っている。



 それにしても、なぜここまで色々手間をかけてアニメを観るのかと問われると、自分でも困ってしまう。「そこにアニメが放送されているから」としか答えるえようがない。
 人によってきっかけは違うだろうが、アニメが好きになって積極的に観ているだから、視聴可能ならばとりあえず観てみたくなるのがアニヲタと言うものだろう。少なくとも私はそうだし、アニメに限らず漫画だろうと小説だろうと、気になった物に触れてみる姿勢には変わりはない。趣味とは、理屈でどうこう言える物ではないのだ。
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