はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

今月のぴっかぴかコミックス

2004-11-01 21:08:50 | 藤子不二雄
 今日はぴっかぴかコミックスの発売日。さっそく買ってきた。
 まず、「ドラえもん」第4巻だが、12話収録で、てんコミ未収録が5話、うち単行本初収録が3話と、未収録の割合はこれまでとほぼ同じ。今回のポイントは、カバー裏の登場人物紹介に「つきぬけざぶとん」の扉絵が使われている事か。この絵がカラーで単行本に再録されるのは初めてのはずだ。
 そして、「パーマン」第1巻。期待通り旧作の「小学一年生」「二年生」掲載作品から選ばれていたので、収録された10話が全編てんコミ未収録で、しかもFFランドにも入らなかった単行本初収録作品が7話もあると言う素晴らしい内容。私は、まだ「パーマン」未収録の図書館コピーはしていなかったので、初収録作品のうちNU22号に再録された「みつ夫くんが三人」以外は初読であり、久しぶりに新鮮な気持ちで藤子作品を楽しむ事が出来た。
 この前も少し触れたが、「パーマン」旧作で「小学二年生」掲載作品のうち、てんコミに入っているのが「ラッパでとんでこい」「ガン子誘拐事件」の2話のみ(FFランドでは計12話収録)。さらに「小学一年生」掲載作品は、てんコミにもFFランドにも、もちろん虫コミにも全話が未収録。よって、低学年向け作品中心に「パーマン」の単行本を編集すれば、てんコミ未収録作品ばかりになって当然なのだ。
 さらに、今回のぴかコミ「パーマン」第1巻には、虫コミ第3巻カバー裏に載った「これがパーマンの秘密だ!!」まで、「図かいパーマンセット」として再録されている。まさか、ここまでするとは思わなかった。ここまで来ると、子供向けを装った藤子ファン向けとしか思えない。もちろん、子供が読んで十分楽しめる作品ではあるが。
 ともかく、ぴかコミ「パーマン」1巻は大満足だった。この調子で、少なくとも3巻くらいまでは出して欲しい。今月は、手塚治虫「ユニコ」も出て、初めて「小学一年生」版をカラーで読むことが出来たし、ぴっかぴかコミックスは、ますます充実してきた感じだ。
 ところで、この4日間、いくつもの書店を探したのだが、「サル」第4巻が全然見つからない。本当に発売されているのだろうか。消息求む。